「CBDを飲んでるのに効果がでない…。」「CBDで効果が出ているか分からない!」このようにお悩みではありませんか?
近年、医療業界や美容業界で注目を集めているCBDですが、実際に試してみても効果が出なかったり、効果を感じられなかったりする人が意外と多いです。
そこでこの記事では、CBDが効かないときに考えられる原因や対処法などについて解説します。また合わせて、より効果を高めたいときにおすすめの製品も紹介します。
CBDの効果で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
CBDに期待できる5つの効果
まずはじめに「そもそもCBDにはどういった効果が期待できるのか?」という点について確認しておきましょう。
ここでは、CBDに期待できる5つの効果を解説します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
CBDに期待できる効果1:リラックス効果
CBDの大きな効果のひとつが、リラックス効果を与えることです。
人間がリラックスしていると感じるためには、交感神経と副交感神経という2つの自律神経の優位性を的確に機能させる必要があります。
自律神経のバランスが乱れてしまうと、神経性の病気や臓器に関する病気、不眠症や頭痛などさまざまな身体的・精神的な症状が起きてしまうからです。
その点、CBDを摂取することで、自律神経のバランスを整える「エンドカンナビノイド・システム(ESC)」と呼ばれる体内の信号システムを活性化することが可能です。
エンドカンナビノイド・システムが活性化されることで、自律神経の優位性の切り替えが正常に行われ、リラックス効果を感じやすくなります。
そのため、リラックス効果を強めるというよりは、自律神経のバランスを整えるためにCBDがおすすめと言えるでしょう。
CBDに期待できる効果2:不安の軽減
CBDはエンドカンナビノイド・システムの活性化を促しますが、そのときに作用するのが「セロトニン」や「ドーパミン」などの神経伝達物質です。
CBDがこれらの神経伝達物質の動きを活発にすることで、最終的にエンドカンナビノイド・システムも活性化するという仕組みが成り立っています。
この過程で期待できるのが、不安の軽減です。
セロトニンやドーパミンは幸せの三大ホルモンとも言われる神経伝達物質で、これらの動きが活発になることでさまざまなメリットが受けられます。
中でもセロトニンの効果として注目されているのが、「精神を安定させて不安を軽減させる」効果です。
うつ病患者やパニック障害などの精神的な病気に掛かる人の多くは、セロトニンの分泌量が極端に少ないことで知られています。
CBDを摂取することでセロトニンの分泌が促され、不安の軽減効果が期待できるでしょう。
CBDに期待できる効果3:ストレス緩和
CBDを摂取することで、ストレスの緩和効果も期待できます。
すでに記載したエンドカンナビノイド・システムが活性化することで自律神経のバランスが整い、ストレスが溜まりづらくなるからです。
そもそもストレスが溜まる原因の多くは、自律神経の乱れにあります。
活動的な状態である「交感神経」と身体や精神を休める「副交感神経」を上手く切り替えられないことで、十分な休息が取れず、疲労が重なりストレスに変化していってしまいます。
また、自律神経が乱れる原因は、小さなものから大きなものまでさまざまで、原因を特定しづらいというのもストレスが溜まりやすい理由の一つです。
その点、CBDを摂取することで自律神経を整えることができ、ストレスが溜まりづらい身体を作り出すことができます。
結果的に、ストレスの緩和に繋がります。
CBDに期待できる効果4:不眠症の緩和
CBDには、不眠症を緩和する効果も期待できます。
結局のところ、不眠症も自律神経のバランスの乱れが原因と考えられるからです。
本来正しい睡眠は、身体や精神がリラックスしている状態の「副交感神経」が有利な状態で身体を休めることが重要になります。
しかし、自律神経が乱れストレスや不安が溜まってしまうと、自律神経の切り替えが上手くできず、交感神経が優位な状態で眠りに付こうとしてしまいます。
その結果ほとんど眠ることができず、不眠症になっていくという流れです。
ここまで解説した通り、CBDを摂取することで自律神経のバランスを整えることができます。
そのため、睡眠時の自律神経の切り替えが的確に行われるようになり、不眠症の改善に期待できるでしょう。
CBDに期待できる効果5:肌トラブルの改善・予防
CBDは自律神経に関する効果だけでなく、肌トラブルの改善・予防にも期待できます。
なぜなら、肌のシミやシワ、たるみを抑制できる「抗酸化作用」と、ニキビやアトピーなどに効果的な「抗炎症作用」の2つの効果を持っているからです。
まず抗酸化作用についてですが、抗酸化作用とは体内の活性酸素を抑制する作用のことです。
活性酸素が活発に動いてしまうと細胞や血管の老化が起きてしまい、肌トラブルだけでなく生活習慣病などを引き起こしてしまう可能性があります。
CBDを摂取することで、この活性酸素を抑えることができるため、肌の劣化やたるみ、シミなどの改善・予防効果に期待できるということです。
続いて抗炎症作用については、名前の通り肌の炎症を改善する作用のことです。
抗炎症作用に期待できるCBDを摂取することで、ニキビやアトピー、アレルギー性の皮膚炎などの改善・予防に期待できるでしょう。
CBDの効果が感じられない6つの理由
CBDにはさまざまな効果が期待できますが、実際に試してみても「思ったより効果が感じられない…。」と悩んでしまう人が多くいます。
そこでここからは、CBDの効果が感じられない6つの理由について解説します。
それぞれの理由についてみていきましょう。
CBDの効果が感じられない理由1:CBDの濃度が低い
CBDの効果が感じられない理由として、CBDの濃度が薄いからという原因が考えられます。
現在CBDが含まれた製品は多く出回っていますが、そのどれもで含まれているCBDの濃度が異なっています。
例えばCBDオイルの場合は、濃度1%~10%が一般的ですが、1%のものを摂取するか10%のものを摂取するかで期待できる効果量は段違いです。
単純計算で、10%の方が1%のCBDよりも10倍の効果を見込めるため、より効果を実感しやすい傾向にあります。
そのため、効果が感じられないと悩んでいる人は、少し濃度が強いものへの切り替えがおすすめです。
ただし、いきなり濃度が高すぎるものに変更するのは避けましょう。
基本的に副作用はないと言われていますが、体質などによっては副作用に近い反応が出る可能性があるためです。
また、同様の理由で海外産のCBD製品もおすすめしません。
海外産のCBDは海外の人向けに作られているため、日本人の体質では副作用が起きてしまう可能性があります。
まずは、日本産の濃度が高い商品に切り替えて様子を見てみるのが良いでしょう。
CBDの効果が感じられない理由2:摂取方法が適切でない
CBDの効果が感じられない人は、摂取方法が間違っている可能性があります。
現在主流のCBDの摂取方法は、大きく以下の4種類です。
種類 |
吸収率 |
効果が出る時間 |
効果時間 |
舌下摂取 |
20%~35% |
15分~30分 |
2時間~4時間 |
経口(胃)摂取 |
6%~20% |
15分~30分 |
6時間~8時間 |
吸入摂取 |
35%~50% |
2分~15分 |
2時間~4時間 |
経皮摂取 |
- |
15分~30分 |
8時間以上 |
効果の得やすさという点で見ると、吸収率が高い「舌下摂取」もしくは「吸入摂取」がおすすめです。
特に直接肺に吸引する吸入摂取は、効率よくCBDを摂取できるため、抵抗が無い方は試してみると良いでしょう。
CBDの効果が感じられない理由3:摂取量が少ない
濃度と似た内容にもなりますが、摂取量が少ない場合は効果を感じづらい可能性があります。
たとえ濃度が高いCBDを摂取していたとしても、摂取量が少ないとどうしても効果は出づらいです。
一般的なCBDの摂取量は1日10mg~15mg、多くても70mgが目安と言われています。
そのため、最初は15mg前後から初めて徐々に増やしていき、自分が効果を感じやすい摂取量を見つけるのが良いでしょう。
CBDの効果が感じられない理由4:摂取するタイミングが悪い
CBDの摂取タイミングが悪いと、効果を感じづらい可能性が高いです。
CBDは空腹時に摂取すると効果が出づらいと言われており、理想的なタイミングは脂質が多い食事を食べた後という研究結果が出ています。
ミネソタ大学の実験結果では、脂質の多い食事の後にCBDを摂取した場合と空腹時にCBDを摂取した場合では、吸収率に約4倍の差があることが分かりました。
そのため、効率よくCBDを摂取するなら食後のタイミングがベストです。
今までタイミングを間違えていたという人は、タイミングを切り替えてみると良いでしょう。
CBDの効果が感じられない理由5:摂取しているCBD製品の質が悪い
CBDの製品の質が悪いと、効果が出づらい可能性があります。
もちろん濃度に関してもそうですが、CBDはブランド一つで効果量が大きく変わることが多いです。
そのため、現在摂取しているCBDの効果が感じづらい場合は、違うブランドのCBDを試してみるのが効果的でしょう。
CBDの効果が感じられない理由6:CBDが効きにくい体質
ある程度仕方のない部分ではありますが、CBDが効きづらい体質である可能性もあります。
CBDは優れた成分ではあるものの、万人に効果があるものではありません。
実際にアメリカで行われた調査では、アメリカ人の約20%の人がもともとCBDに似た内因性のカンナビノイドを持っており、外部から摂取したCBDは効果が無かったという結果が出ています。
そのため、一定数CBDが効かない人がいるのは事実です。
ここに書いてある方法を試しても効果がない人は、効かない可能性があるという点を把握しておくと良いでしょう。
CBDの効果が感じられない場合の5つの対処法
ここからは、CBDの効果が感じられない場合の対処法を5つ紹介します。
それぞれの対処法についてみていきましょう。
CBDの効果が感じられない場合の対処法1:適切な濃度にする
CBDを摂取する際は、適切な濃度のものを摂取しましょう。
摂取する方法やタイプによっても異なりますが、以下の表を目安にCBDの濃度を決定してみてください。
摂取方法 |
濃度の目安 |
舌下摂取(主にCBDオイル) |
1%~15%が目安 |
吸入摂取(主にベイプなどのCBDリキッド) |
リキッドタイプは1%~15%が目安 ワックス・パウダータイプは30%~90% |
経口摂取(主に食べ物やカプセルなど) |
濃度の規程はなし |
経皮摂取(主に軟膏など) |
濃度の規程はなし |
最も一般的な舌下摂取(主にCBDオイル)の場合の濃度の目安は、1%~15%前後です。
もちろん15%より高くても問題はありませんが、初めて利用する方やいきなりの高濃度に抵抗がある方は10%前後のオイルを選ぶと良いでしょう。
続いて、人気の吸入摂取(主にベイプ)の場合も、同じ濃度が目安です。
ワックスやパウダータイプのみ濃度が高くなりますが、基本的には10%~15%のリキッドタイプで試してみるのが良いでしょう。
CBDの効果が感じられない場合の対処法2:摂取方法を変える
今まで経口摂取や経皮摂取でCBDを摂取していた方は、舌下摂取や吸入摂取に切り替えてみるのが効果的です。
最も短時間で効果が出やすいのが、吸入摂取になります。
CBDを直接肺に送り込めるため、その後の各内臓に届くまでの効率が最もよく、最短で効果を実感することが可能です。
また、同様の理由で直接口に入れられる舌下摂取も効果が出やすくなります。
ベイプが苦手な人や簡単に効果を出したいという人は、最もポピュラーで簡単な舌下摂取を試してみるのが良いでしょう。
ただし、どちらの摂取方法も効果時間はあまり長くありません。
そのため、1日中効果を出したいという方は、複数回に分けて摂取してみると良いでしょう。
CBDの効果が感じられない場合の対処法3:適切な量を摂取する
CBDの適切な摂取量の目安は、10mg~100mg程度です。
過剰摂取に問題はないと言われているため、実際は100mg以上摂取しても問題ありませんが、基本的にはそこまで摂取する必要はありません。
むしろ過度に摂取してしまうと、何かしらの副作用が出てしまう可能性もゼロではないため、摂取し過ぎないことは重要になるでしょう。
まずは1回10mgを1日2回~3回で始めて、効果が無いようであれば4回~5回に増やす、もしくは15mg~20mgに増やして試してみるというような方法で、自分に合った量を見つけてみてください。
CBDの効果が感じられない場合の対処法4:摂取するタイミングを変える
今までタイミングを決めずにCBDを摂取していた人は、決められたタイミングで摂取するように心掛けましょう。
CBDを摂取する理想的なタイミングは、食事後(特に脂質が多い食事)です。
仮に1日3回摂取するのであれば、朝昼夜の3回に分けて食後に摂取することをおすすめします。
とは言え、特定のタイミングで使いたい場合は、そのタイミングで使うのも良いです。
例えば、寝る前に利用したい、何か特別な事の前に使いたいなど、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
CBDの効果が感じられない場合の対処法5:品質の良いCBD製品を選ぶ
CBD製品を購入する際は、製品の良し悪しもしっかり確認しましょう。
ここ近年CBDは非常に話題に挙がっているため、大小問わずさまざまな企業が参入しています。
もちろん小さい会社だからダメというわけではありませんが、基本的には信頼できる大きな企業から選ぶのが良いでしょう。
その他の要素も加えた上で、下記の3点をチェックしましょう。
- 運営会社が信頼できる老舗もしくは大手のメーカーである
- 製品の基準などを表す「GMP」や「HACCP」などを取得している
- 原材料や精製方法などがしっかりとしているかを確認する
一見難しく感じてしまうかもしれませんが、実際見極めるのは難しくありません。
CBDの業者として知名度が高く、品質の管理をしっかりしている企業であれば特段間違えることはないため、そういった基準を元に選んでみると良いでしょう。
より効果を高めたい場合はブロードスペクトラム製品がおすすめ
ここまでCBDの製品について解説しましたが、そもそもCBDには3つの製法による含有物の違いがあります。
3つの特徴をまとめると以下の通りです。
精製方法 |
含有物 |
特徴 |
アイソレート |
CBD成分のみ |
効果は少ないが純粋な成分だけを摂取できる |
ブロードスペクトラム |
CBD成分+α (ただしTHCは除く) |
2番目に効果に期待できる。 |
フルスペクトラム |
CBD成分+α (THCも含む) |
最も効果に期待できるが、日本では違法の商品。 |
CBDの効果を高めるのであれば、ブロードスペクトラムもしくはフルスペクトラムがおすすめです。
CBD以外の成分が含有されていることでアントラージュ効果(相乗効果)が起き、より高い効果に期待できます。
ただし、THCの濃度が0.3%以上含まれるフルスペクトラムは日本では違法の商品です。
中にはTHCが含まれた製品が販売されていることもありますが、基本的には違法になってしまうため、購入は避けておくのが無難でしょう。
より効果を高めたい方は、ブロードスペクトラム製品から検討してみてください。
なぜCBDが効かない?考えられる原因と対処法について解説!|よくある質問
最後にCBDの効果についてのよくある質問についてまとめました。
気になる内容がある方は、こちらも合わせてチェックしてみてください。
CBDはやめたほうがいいと言われているのはなぜ?
CBDをやめた方が良いと言われる最大の理由は、「大麻由来の成分であるから」です。
大麻と言えば日本でも違法の薬物なので、大麻から取れた成分で精製されたCBDもやめた方が良いと言われるのは仕方の無い部分と言えるでしょう。
とは言え、実際CBDは違法ではなくWHO(世界保健機関)でも安全が認められているような成分です。
また、現段階では副作用のない成分と言われています。
そのため、CBDを摂取することに過度な不安を持つ心配はないでしょう。
CBDは意味がないって本当?
CBDは適切な使い方をしないと、思っているような効果は発揮しません。
そのため、使い方によっては意味のない製品として終わってしまう可能性があります。
しかし、しっかり使用用途や製品選び、摂取方法などCBDの取り扱い方を理解してしまえば、十分以上に効果を期待できる製品です。
こういった成分を含む製品全てに言えることですが、用途をしっかり理解しておくことで効果を期待できるでしょう。
CBDを過剰摂取したらどうなる?
現段階でCBDの過剰摂取による副作用や後遺症、その他の症状などは報告されていません。
実際に行われた実験では、1日最大1,500msを摂取しても副作用が起こらなかったというデータが報告されています。
「それ以上は?」と気になる方もいるかもしれませんが、これ以上の摂取(この段階でCBDオイル1本半~2本ほど)はあまり現実的ではなく、摂取することが不可能に近いです。
そのため、実際に使う場合に使い過ぎて心配になる必要はないでしょう。
ただし、これに関しては体質による部分も大きいです。
この記事内でも解説した通り、最初から大量のCBDを摂取するのではなく、少ない量からスタートして、自分にぴったりの量を見つけるのがベストでしょう。
なぜCBDが効かない?考えられる原因と対処法について解説!|まとめ
この記事では、CBDが効かない原因と対処法について解説しました。
CBDは近年注目されている成分なだけあって、多くの人が一度は試してみると思われます。
そんな時に使用用途を間違えていたり、効果的な使い方が分かっていなかったりすると、せっかくのCBDを無駄にしてしまいます。
そうならないためにも、今回紹介した内容をしっかりと確認して、どういう風に使うかを把握した上で、CBDを試してみると良いでしょう。
これからCBDを利用する方の参考になれば幸いです。