ヘンプシードを摂取すると危険?食べるメリット・レシピ・副作用について徹底解説
目次

「健康食品として注目されてるけど、ヘンプシードは食べると危険なの?」このようにお悩みではないでしょうか?

たしかにヘンプとは日本語で麻・大麻を指しますので、ヘンプシードを食べても危険性がないか気になりますよね。

今回の記事では、ヘンプシードが危険ではない理由・食べるメリット・レシピなどをまとめました。

本記事を読めば、ヘンプシードのさまざまな美容・健康の効果を理解できます。

ヘンプシードを毎日の食卓に上手に取り入れ、豊かな食生活・美肌・健康を実現しましょう。

栄養豊富なヘンプシード(麻の実)とは

ヘンプシード

ヘンプシードとは麻の実・種子を指しており、日本だけでなく世界中で古くから食べられてきました。

ヘンプシードには多くの栄養素が含まれており、近年になって欧米でスーパーフードとして注目を集めています。

日本でも古くから食されており、具体例としては七味唐辛子に入っているもっとも大きな丸い粒がヘンプシードです。

ヘンプシードは手間のかかる調理を必要とせず、生のままで手軽に食べられる食材です。

また、アレルギーや遺伝子組み換えの心配もありませんので、安全性の高い食材として幅広い層から高い人気を誇ります。

ヘンプシードに大麻成分は含まれる?危険だと思われる理由を解説!

ヘンプシード

ヘンプシードには、精神作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれませんので安全です。

大麻と同じ麻から採取するのでヘンプシードは危険だと勘違いされがちですが、ヘンプシードの購入・摂取・販売は合法です。

麻の中で幻覚作用があるのは葉・穂の部分であり、ヘンプシードにあたる種子は安全なため規制されていません。

食品として販売されているヘンプシードは、発芽しないように胚を取り除いて処理されています。

ヘンプシードを海外から仕入れるときも厚生労働省の許可が必要で、副作用が心配される危険な成分を含んだ製品は出回らないので安心です。

ヘンプシードを食べるメリットと効果5選

メリット

ヘンプシードは食べることで様々なメリットをもたらします。

そこでここではヘンプシードを食べるメリットを5つ紹介します。

ヘンプシードを食べるメリットと効果5選
  • タンパク質が豊富
  • アミノ酸が多い
  • ミネラルを補える
  • 必須脂肪酸をバランスよく摂れる
  • 食物繊維で腸内環境を整えられる
  • 欧米でスーパーフードとして注目されているヘンプシードで、栄養をしっかりと摂取して健康な身体を作りましょう。

    メリット1.タンパク質が豊富

    タンパク質

    ヘンプシードは多くのタンパク質が含まれており、とても優れた食材です。

    タンパク質は糖質・脂質と並ぶ3大栄養素の1つで、人間の生命活動を支える重要な成分です。

    人間の身体は筋肉・臓器・血液・皮膚・髪など多くの部分がタンパク質で構成されており、摂取不足に陥ると健康を維持できません。

    植物性タンパク源としては大豆が代表的ですが、ヘンプシードも豊富にタンパク質を含んでおり勝るとも劣りません。

    肉・魚・卵などの動物性タンパク質より、植物性タンパク質の方が脂肪燃焼効果が高いと確認されています。

    日本人は炭水化物過多でタンパク質不足の人が多いため、ヘンプシードで食生活を改善しましょう。

    メリット2.アミノ酸が多い

    ヘンプシードにはアミノ酸が豊富に含まれており、身体機能の維持に役立ちます。

    アミノ酸には必須アミノ酸・非必須アミノ酸があり、必須アミノ酸は体内で合成できません。

    また、非必須アミノ酸は加齢とともに合成できる量が減少し、外部からの摂取が必要となります。

    ヘンプシードはどちらのアミノ酸も豊富に含んでおり、さらに植物性タンパク質なので消化・吸収されやすいのが特徴です。

    肌の保湿成分の半分以上は必須アミノ酸で構成されているため、ヘンプシードを摂取すると美肌効果が期待できます。

    ヘンプシードを食べてアミノ酸を補給し、肌本来の力を回復してツルツルの美肌を目指しましょう。

    メリット3.ミネラルを補える

    ミネラル

    ヘンプシードは、健康・美容に役立つ鉄・亜鉛・マグネシウムなどのミネラルが豊富です。

    必須ミネラルと呼ばれる成分は、人間の身体を構成する要素として欠かせない存在です。

    しかし、ミネラルは体内で合成できないため食物から摂取する必要があります。

    代表的なミネラルの鉄・マグネシウム・亜鉛は、大さじ3杯のヘンプシードで成人の1日に必要な量をカバーできます。

    皮膚トラブルの予防・改善に役立つマグネシウム・亜鉛を、ヘンプシードからしっかりと摂取しましょう。

    メリット4.必須脂肪酸をバランスよく摂れる

    ヘンプシードには必須脂肪酸がバランスよく含まれており、オメガ6・オメガ3を効率的に摂取できます。

    必須脂肪酸は体内で合成できないので、食物から摂取する必要があります。

    ヘンプシードナッツにも必須脂肪酸は含まれていますが、より効果的に摂取したいならヘンプシードオイルを活用しましょう。

    オメガ3は肌の生まれ変わりを促進する働きがあり、ターンオーバーを整えて美肌効果が期待できます。

    また、便秘・腸内環境の改善によってニキビ・肌荒れといった肌トラブルの解消が可能です。

    ヘンプシードオイルは、1日に大さじ1杯を目安に摂取しましょう。

    メリット5.食物繊維で腸内環境を整えられる

    ヘンプシードに含まれる食物繊維の大半は不溶性食物繊維で、便秘解消・デトックス効果・腸内環境改善が期待できます。

    腸内環境の改善は肌に影響を及ぼし、ニキビ・肌荒れなどの解消が可能です。

    水に溶けない不溶性食物繊維は、腸内の有害物質を吸着して便と一緒に体外に排出するので大腸癌のリスクを減少させます。

    あまり野菜を食べない食生活をしている人は、ヘンプシードで食物繊維を摂取しましょう。

    ヘンプシードを食べることによる副作用はある?

    副作用

    適切な分量を食べているだけなら、ヘンプシードに副作用は一切ありません。

    ヘンプシードは国内でもさまざまな製品が流通しており、安全性がしっかりと担保されています。

    ただし、大量摂取しすぎると不溶性食物繊維による便秘の悪化・下痢・腹痛といった副作用が起きる可能性があるため注意しましょう。

    ヘンプシードの適量の目安は、1日に大さじ2杯~4杯なので基準を守って摂取してください。

    ヘンプシードの風味と代表的な食べ方

    ヘンプシード

    クルミ・カシューナッツのような香ばしさと若干の甘みがあるのが、ヘンプシードの風味です。

    食感はナッツに近く、スムージー・スープ・サラダ・おにぎりなどのトッピングに向いています。

    ヘンプシードの調理は、必須脂肪酸が含まれているため非加熱にするのがポイントです。

    なぜなら、必須脂肪酸は加熱してしまうと成分が変化して期待した効果が得られないからです。

    癖のない風味でどんな料理や材料とも合わせられますので、いろいろなレシピにチャレンジしてみましょう。

    ヘンプシードの美味しい・手軽なおすすめレシピ3選

    ヘンプシードを使ったお菓子

    ここではヘンプシードの美味しくてお手軽に作れる、おすすめレシピ3選を紹介します。

    ヘンプシードの美味しい・手軽なおすすめレシピ3選
  • ヘンプシード×豆腐で冷や奴
  • 毎日の朝食にヘンプバター
  • ヘンプシード・トマト・アボカドのサラダ
  • 紹介するレシピ以外にもさまざまな料理方法があるので、レパートリーを増やしてヘンプシードをしっかり食生活に取り入れましょう。

    ヘンプシード×豆腐で冷や奴

    ヘンプシードナッツ・ヘンプシードオイルで、すっきりした味わいの冷や奴が作れます。

    暑い日が続く夏や、日本酒を飲むときのあてにとてもよく合う料理です。

    冷や奴を作る手間とあまり変わらず、数分でさっと完成するのもこのレシピの魅力です。

    豆腐には水溶性食物繊維がたくさん含まれており、ヘンプシードには不溶性食物繊維が含まれているため腸内環境の改善に役立ちます。

     

    材料

    • 豆腐 1丁
    • ヘンプシードナッツ 大さじ1
    • ネギ 適量
    • 大葉 1枚
    • 醤油 大さじ1
    • ヘンプシードオイル 大さじ1
    • レモン汁 大さじ2分の1

     

    作り方

    1. 大葉を1枚お皿にしく
    2. 豆腐の水を切って大葉の上にのせる
    3. 醤油・ヘンプシードオイル・レモン汁を混ぜてドレッシング状にする
    4. 2の上にかけて、ネギ・ヘンプシードナッツを添えて出来上がり

    毎日の朝食にヘンプバター

    ヘンプバターはヘンプシードナッツ・ヘンプシードオイル・塩で作り、バター代わりにパンに塗って食べます。

    毎朝パン食の人はヘンプバターを多めに作り置きしておくと、適量のヘンプシードをしっかりと継続的に摂取できます。

    作り方は非常に簡単で、それぞれの材料を混ぜ合わせるだけです。

    ヘンプシードナッツ・ヘンプシードオイルのどちらも日持ちしますので、冷蔵しておけば1ヶ月は保管しておけます。

    摂取しすぎるとカロリーが多くなるため、1日に大さじ1杯を目安にするのがおすすめです。

     

    材料

    • ヘンプシードナッツ 大さじ2分の1
    • ヘンプシードオイル 大さじ1
    • 塩 少々

     

    作り方

    1. すり鉢にヘンプシードナッツ・ヘンプシードオイル・塩を加えてすり合わせ、滑らかになったら完成

    すり鉢の代わりに、ある程度の量をフードプロセッサーやハンドブレンダーで混ぜ合わせても作れます。

    ヘンプシード・トマト・アボカドのサラダ

    ヘンプシードは非加熱で調理するのがポイントなので、サラダにとても向いている食材です。

    今回紹介するアボカドサラダのドレッシングは、普通のサラダにも使えます。

    アボカドは1つで約260kcalにもなりますので、ダイエット中であればほかの食材でアレンジしましょう。

    たとえば、トマトとモッツァレラチーズを交互に並べたカプレーゼも、紹介するドレッシングで美味しく食べられます。

     

    材料

    • アボカド 1つ
    • ミニトマト 3つ~4つ
    • ベビーリーフ 適量
    • キュウリ 2分の1本
    • ヘンプシードオイル 大さじ2
    • ヘンプシードナッツ 大さじ2
    • バルサミコ酢(なければレモン汁やお酢でよい) 小さじ2
    • マスタード 小さじ2
    • 塩 適量
    • 胡椒 適量

     

    作り方

    1. キュウリは輪切りにして軽く塩もみし、水分が出てきたら絞る
    2. アボカドは半分に切ってからスプーンで種をくりぬき、皮から実を外す
    3. 2を適当な大きさにサイコロ切りする
    4. ミニトマトは半分に切る
    5. マスタード・塩・胡椒・ヘンプシードナッツを混ぜて、ヘンプシードオイルとバルサミコ酢を交互に少しずつ入れながら混ぜ合わせる
    6. 1~4をボールに入れて、5で作ったドレッシングで軽く和える
    7. お皿にベビーリーフと6を盛り付けて完成

    ヘンプシードの危険性 | よくある質問

    ヘンプシードの危険性に関するよくある質問を解説します。

    前もって疑問を解消しておき、健康維持や腸内環境改善にヘンプシードを活用しましょう。

    ヘンプシードは発芽する?

    ヘンプシードは胚と別れた状態で販売されているため、土に植えても発芽したり苗木になったりしません。

    ヘンプシードは冷凍して保存できる?

    ヘンプシードは冷凍保存も可能です。

    しかし、通常の冷蔵でも1年ほど保ちますので、それ以上の保存が必要な場合のみ冷凍してください。

    ヘンプシードにアレルギーのリスクはある?

    ヘンプシードには大豆・グルテン・乳製品などの成分は入っていないため、アレルギーの心配はありません。

    ただし、もともとナッツアレルギーがある人は、念のため微量の摂取で様子を見るのがおすすめです。

    ヘンプシードは妊娠中に食べても問題ない?

    ヘンプシードは、妊娠中に食べてもまったく問題ありません。

    それどころか、ヘンプシードには女性に不足しがちな亜鉛・鉄・マグネシウム・銅が豊富に含まれており、栄養バランスを整えられます。

    また、ヘンプシードに含まれる必須脂肪酸オメガ3は胎児・乳児の脳の発育に重要な栄養素なので、妊娠中は積極的に摂取するのがおすすめです。

    ヘンプシードを離乳食に使っても大丈夫?

    ヘンプシードは離乳食でも安全に使えます。

    ヘンプシードに含まれる必須脂肪酸オメガ3は、子供の健康な発育にとても効果的です。

    1日の摂取量の目安として14ヶ月以下の赤ちゃんには大さじ1杯~2杯、14ヶ月以降なら2杯~4杯がおすすめです。

    子供でも食べられる?「乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください」と表示しているのはなぜ?

    ヘンプシードは子供でも安心して食べられます。

    ヘンプシードに「乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください」と表記されているのは、厚生労働省の表示義務が関係しています。

    厚生労働省の規定によると、マグネシウム・亜鉛・銅を含む栄養機能食品は「乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください」と表示しなければなりません。

    マグネシウム・亜鉛・銅は普段の食事での摂取が基本であり、乳幼児・小児の摂取データが不十分なために行われる注意喚起です。

    栄養機能食品として販売していないヘンプシードの場合、上記のような表示は必要ありません。

    ヘンプシードに中毒性はない?

    ヘンプシードに中毒性はありません。

    麻の葉・穂にはTHC(テトラヒドロカンナビノール)という脳に作用する成分が含まれますが、実であるヘンプシードには含まれておらず安全です。

    ヘンプシードは危険ではない | まとめ

    ヘンプシードとは麻の実・種子を指しており、世界中で古くから食べられてきた食材です。

    タンパク質・必須アミノ酸・必須脂肪酸・ミネラル・不溶性食物繊維などさまざまな栄養素が含まれるため、欧米を中心にスーパーフードとして注目を集めています。

    今回の記事では、ヘンプシードが危険ではない理由・食べるメリット・風味・レシピについてまとめました。

    ヘンプシードを上手に調理すれば、毎日の食卓を豊かにしつつ美容・健康にも役立ちます。

    本記事で紹介したレシピ以外にもさまざまな調理法があるので、普段の食生活にヘンプシードを賢く取り入れましょう。

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    監修者

    株式会社Green 代表取締役荘司晃久
    国内初のCBDテイスティング専門店CBD GReEN Storeの社長。元は音響エンジニアリング(PAエンジニア)として活躍。アメリカでCBD製品に出会い、麻という植物の持つポテンシャルを安心・安全に活かすために、国内最大級のCBDをテイスティングできる専門店をオープン。ユーザーのニーズにあったCBD製品を届けることができるように、海外を飛び回ってCBD製品の買い付けをしている。YouTube・Twitter・Instagram・FacebookなどでCBDに関する情報を発信中。