「THCHはいつから違法になったの?」このように疑問を持つ人もいるのではないでしょうか?
THCHは2023年8月4日から違法になったので、普段から使っていた人は困惑してしまいますよね。
そこでこの記事では上記の悩みを抱えている方に向けて、THCHが規制された理由や注意点・代替案をご紹介します。
当記事を読んでTHCHの規制についてしっかり理解し、合法の代替案を見つけましょう!
THCHとは
THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)とは、大麻に含まれるカンナビノイドという化学物質のひとつです。
主な効果としては、多幸感やリラックス効果などがあります。
一方、副作用は、幻覚作用や目の乾き・吐き気・めまい・眠気・勘ぐりなどです。
さらに、精神作用が強いために、薬物依存に陥る可能性も指摘されています。
ここからはTHCHについてより詳しく解説します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
THCHは2023年8月4日から違法に
THCHは、2023年7月24日に行われた厚生労働省の指定薬物学会で規制されることが決定されました。
具体的には、2023年8月4日からTHCHを含む製品の所持・使用・販売・譲り受けが違法になったということです。
なお、これに違反した場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金もしくはこれらが併用されます。
これまでTHCHを使用していた人は、規制前に購入していたTHCHを持っている場合、破棄しておかないと違反になるので注意しましょう。
国がTHCHを規制した理由
国がTHCHを規制した理由は、既に規制対象となっていたTHCと類似しているためです。
THC(テトラヒドロカンナビノール)とは、大麻成分のひとつ。
いわゆる「ハイになる」「キマる」と表現されるような強い精神活性作用があります。
THCHはTHCと構造が類似していて、THCの精神採用に近い効果があります。
そのため、今回THCHも規制対象となりました。
さらに、国民生活センターによると2023年7月末までの1年間で、THCHを含む食品などの摂取により緊急された事例が4件あったということです。
事例のうち、通販サイトで購入したTHCHを含んだカプセルを飲んだ40代女性は、上半身と顔がしびれ、激しいめまいを感じたあとに緊急搬送、その後2日間意識不明だったと報告されています。
また、規制前はフリマアプリやECサイトで販売されている実態があったことも、規制された理由のひとつと考えられます。
海外でもTHCは規制されている
THCは海外でも規制されています。具体的には、CBD製品に含まれるTHC含有量に基準が設けられています。
例えば、アメリカではTHC含有率が0.3%以下でないと麻薬規制の対象となり、違法です。
一方、日本ではCBD製品にTHCが少しでも入っていると、大麻取締法上の大麻(マリファナ)として扱われるので違法となります。
したがって、海外ECサイトにてCBD製品を購入する場合、THC含有量の規制が日本と異なるため、注意が必要です。
合法|THCHの代わりになるもの3選
THCHの代わりになるものとして、以下の3つが挙げられます。
これらは大麻に含まれる成分のひとつで、日本では合法です。
それぞれの特徴や効果について順番に解説していきます。
CBD
CBD(カンナビジオール)とは、大麻の茎や種から抽出されるカンナビノイド成分のひとつ。
厚生労働省の地方厚生局麻薬取締部によると「大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しません」と記載があるように合法です。
CBDの具体的な効果として、リラックス効果やストレスの緩和、不眠・鬱の防止などが報告されています。
また、抗炎症作用やアンチエイジング作用・鎮痛作用もあるため、海外ではてんかんの治療薬として使用されたり、美容面で注目されたりしています。
さらに、CBDは安全性が高いのがポイントです。
WHO(世界保健機関)のカンナビジオール(CBD)事前審査報告書によると「身体依存の可能性は研究で見出されなかった」との記載があります。
依存性がないという点でも、規制されているTHCとは異なるということです。
加えて、日本で販売されているCBD製品は、厚生労働省や検疫所に成分表や製造工程表を提出しており、違法でないことが証明されているので安心です。
CBN
CBN(カンナビノール)とは、大麻草に含まれる110種類以上のカンナビノイドのうちのひとつです。
CBDは大麻草の茎や種子から抽出される成分ですが、CBNは酸化したTHCが分解されて産出される副産物。
日本ではCBNもCBDと同じく合法です。
また、CBDやTHCよりも抽出できる量が少ないので、レアカンナビノイドとも呼ばれます。
CBNの具体的な効果は、THCの10%程度の精神作用や鎮静効果・睡眠促進効果などです。
CBDよりも、睡眠促進効果が強いと言われています。
そのため、就寝時やリラックスしたいときにおすすめです。
ただし、眠気を促進する効果が強いので、車を運転する人や外出先で使用する人は注意しましょう。
CBG
CBG(カンナビゲロール)とは、大麻草に含まれるカンナビノイドのひとつです。
CBGは麻の花の中にわずかしか含まれていないため、希少生が高いのが特徴。
CBGの具体的な効果は、THCの10%程度の精神作用やCBDの主な効果・鎮痛作用・抗うつ作用があると言われています。
CBDやCBNと比べて、抗うつ・抗不安作用・抗炎症作用が強いのがポイントです。
そのため、うつ病や不安障害の緩和が期待できます。
ただし、CBGは他のカンナビノイドよりも研究が進んでおらず、効果や副作用が明らかでない部分もあります。
CBD製品の種類5選
CBDにはさまざまな製品があり、種類や個人差により、効能が変わってくるのがポイントです。
CBD製品には、以下のような種類があります。
上記のように、CBDにはさまざまな楽しみ方があるので、自分にあった製品を見つけていきましょう。
電子タバコ(VAPE)
電子タバコ(VAPE)とは、香りが付いたリキッド(液体)をコイルで熱し、発生した水蒸気を吸って楽しむもの。
リキッドにはCBD成分が入ったものがあり、水蒸気でCBDを摂取します。
CBDが肺の毛細血管から吸収されるので、効果が早く感じられるのが特徴です。
また、リキッドにはさまざまなフレーバーがあるので、味に飽きることなく楽しめます。
電子タバコは、CBDの効果を早く感じたい人・色々な味でCBDを楽しみたい人にぴったりです。
電子タバコでCBDを楽しむなら「【吸引】CBDベイプペン5% / 使い捨て / 10フレーバー / CBD60mg」がおすすめです。
CBDベイプペンは、使い捨てでお手軽に楽しめるベイプ。
フレーバーもグレープやストロベリーなど全10種類あるので、お好みの味でCBDを接種できます。
さらに、価格もお手頃なので、CBDを初めて摂取する人にもぴったりです。
オイル
オイルは、舌の下部に垂らして飲み込む形でCBDを摂取します。
また、飲み物や食事に混ぜて摂取することも可能です。
CBDオイルは、口内から身体に吸収されるため、効果を早く感じられるのがポイント。
さらに、含有量が増えることによって、効果が出やすくなるのも特徴です。
ただし、CBDオイルを電子タバコのリキッドとして使用することはできないので、注意しましょう。
CBDオイルには、CBD SALON 想の「【飲む】CBDオイル2%/ 600mg」がおすすめ。
北欧のオーガニック認定された土地・施設のみで栽培・生産しているので、安全性が高い特徴があります。
また、CBDオイルに加えて、インドネシア産のココナッツから抽出したMCTオイルを配合。
味にクセがなく飲みやすい仕上がりになっているため、初めてCBDオイルを試す人にもぴったりです。
お菓子
グミやアメ・ガム・クッキー・タブレットなどのお菓子にCBDが含まれたものもあります。
おやつとして食べられるので、手軽に摂取できるのがポイントです。
しかし、ベイプやオイルと比べて吸収性が劣るため、CBDの効果を感じづらくなります。
また、お菓子ならCBDを摂取していると周りからわかりづらいため、外出先でCBDを楽しみたい人にぴったりです。
CBDをお菓子で楽しむなら、CBDFXの「【食べる】CBDグミ / 8粒 / 初心者向き / 3フレーバー / CBD200mg」がおすすめ。
柔らかいグミタイプのCBDで、カモミール+パッションフラワー・ターメリック+スピルリナ・ミックスベリーの3種類の味から選べます。
電子タバコやオイルの摂取に抵抗がある人におすすめです。
サプリ・カプセル
CBDにはサプリ・カプセルタイプのものもあります。
薬と同じ感覚でCBDを摂取できるのが特徴ですが、ベイプやオイルと比べると、吸収性が低くなっています。
サプリやカプセルなら味や匂いを感じづらいため、CBDの効能のみ感じたい人にぴったりです。
サプリやカプセルタイプでCBDを摂取したい人には、CBD MEDICAの「【食べる】NANO CBDカプセル / ブロードスペクトラムNANO CBD / 1粒5mg / 20粒」がおすすめです。
アメリカ・コロラド産のNANO CBDを使用していて、水溶性かつNANO化していることにより、通常のCBDと比べて最大600%の吸収率を誇ります。
オイルや電子タバコよりも効果が感じられやすいので、フレーバよりもCBDの効能を重視したい人におすすめです。
クリーム・ジェル
CBDにはクリームやジェルタイプもあります。
クリームやジェルは、肌に塗って皮膚から吸収されるのがポイント。
ただし、口内や肺から摂取するわけではないため、吸収性が低く効果も感じづらくなります。
クリーム・ジェルタイプのCBDは、炎症や疲労改善を目的として、身体の一部分にCBDの効果を期待したい人にぴったりです。
肌に塗るタイプのCBDは、CHILLAXYの「【肌に塗る】CBDボディーバーム / ボタニカル / OGクッシュ / CBD400mg」がおすすめです。
CBD400㎎を配合したボタニカル万能バームで、天然由来のホホバオイルと栄養分豊かなシアバター・ヘンプオイルが使われています。
これらのオイルがCBDと一緒に肌になじむので、肌のコンディションが整うでしょう。
また、バームが体温でオイル状に変化するため、マッサージ用途にもぴったりです。
CBN製品の種類
CBN製品の種類には、CBDと同じように電子タバコやお菓子、オイルなどがあります。
CBDに加えてCBN成分を配合しているものが多めです。
CBNはCBDよりも睡眠促進効果が大きいので、使い方には注意しましょう。
睡眠促進効果を期待するなら、HEMP BABYの「【食べる】CBNグミ / 夜用 / CBD625mg / CBN125mg / 25粒」がおすすめです。
1粒に25mgのCBDとCBN5mgを配合していて、ストロベリーやオレンジなど5種類のフルーツ味が入っています。
CBNを含んでいるため、睡眠に悩んでいる人や、CBDだけでは効果が感じられなかった人におすすめです。
CBG製品の種類
CBG製品の種類には、CBD・CBNと同じように電子タバコやお菓子、オイルなどがあります。
中には、CBD・CBN・CBDすべてを配合している製品もあります。
CBGは抗炎症作用が強いので、美容目的で肌に塗れるタイプを使うのがおすすめです。
おすすめのCBG製品はOF THE EARTHの「【スキンケア】CBDスキンオイル / リラクシングマルチユース / カンナビノイド675mg」です。
全身に塗れるオイル美容液で、CBD含有量375mg、CBG含有量150mg、CBN含有量150mgと種類豊富な成分が含まれています。
高濃度かつ品質の良いカンナビノイドが使われているため、保湿力が高く、夏でも使えるほど軽い肌触りなのがポイント。
アンチエイジングのための毎日のケアや、夏の紫外線、冬の厳しい乾燥トラブルに悩んでいる人におすすめです。
CBD・CBN・CBG製品はどこで買える?
CBD・CBN・CBG製品は、ECサイトやドン・キホーテなどの店舗で購入できます。
ただし、CBD製品を購入するなら安全な商品を購入したいですよね。
安全なCBD製品を購入するには、保証がついた正規販売店「CBDストアGReEN」がおすすめ。
GReENは、厚生労働省の許可を得てアメリカで買付を行っており、第三者機関で検査された商品を販売しています。
つまり、海外で生産された製品でも、THCHなどの違法成分が含まれていないか検査した上で商品が販売されているので、安心して購入できます。
CBD製品を購入するなら、ぜひ「CBDストアGReEN」の利用を検討してみてください。
CBD・CBN・CBGの3つの注意点
CBD・CBN・CBGを安全に使うために、以下の注意点を理解しておくのがおすすめです。
それぞれの注意点について、詳しくご説明していきます。
CBDにも副作用はある
実はCBDにも副作用があります。
CBDはTHCHとは異なり、安全性が高いと言われていますが、WHOの「CANNABIDIOL (CBD) Pre-Review Report Agenda Item 5.2」によると「CBDの治療効果に関する多くの対照試験、および非盲検試験を行った。その結果、CBDは一般的に良好な安全性を有し、忍容性が高いことが確認されている。」と記されています。
「忍容性が高い」とは、患者が耐えられる程度の軽い副作用があることを意味しています。
つまり、使う人やその人の健康状態によって副作用が出るということです。
具体的には、以下のような副作用が出る可能性があります。
・眠気
・立ちくらみ
・怠惰感
・頭痛
・のどのかわき
さらに、持病を持っていたり、常用している薬があったりする人は、薬とCBDの相性が悪くないか医師に確認するのがおすすめです。
CBNは眠気が誘発されやすい
CBNには、眠気が誘発されやすい特徴があります。
CBNはCBDやCBGと比べて、リラックス効果や睡眠補助効果が強いと言われています。
そのため、外出先でCBNを摂取した場合、思わぬタイミングで眠気がきてしまい、何らかの事故やトラブルに繋がる可能性が高いです。
CBNはなるべく自宅にいるときや就寝前など、眠気がきても問題がないときに使うようにしましょう。
CBGは研究が進んでいない
CBGは、CBDやCBNと比べて研究が進んでいません。
つまり、CBGの効果は十分に解明されていないということです。
今後研究が進み、人体に有害な影響が出ることが確認されるかもしれません。
2023年9月時点でCBGは合法ですが、研究が進むことにより違法になる可能性も考えられます。
そのため、CBGは身体への悪影響が出る可能性がゼロではないことを理解し、自己責任で使用しましょう。
THCHは違法|よくある質問
THCHに関するよくある質問をまとめました。
具体的にどんな罰則がある?
3年以下の懲役、または300万円以下の罰金もしくはこれらが併用されます。
THCHを含む製品の所持・使用・販売・譲り受けはすべて違法です。
そのため、違法となる以前に購入したものがあった場合、破棄しなければなりません。
HHCP・HHCH・THCPOは違法になる?
HHCP・HHCH・THCPOは2023年9月時点で合法ですが、強い効果や研究が進んでいないことによるリスクから、今後違法になる可能性があります。
まずHHCP(ヘキサハイドロカンナビノール)とは、THCPを水素化したカンナビノイドのことです。
HHCよりも少量で多幸感やリラックス効果・鎮痛作用があるのがポイント。
また、深いボディハイが体験でき、その効果時間が長いことから摂取量には注意が必要です。
続いて、HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)は、THCHを水素化したカンナビノイドです。
HHCHの具体的な効果は、多幸感やボディハイ・リラックス効果・睡眠補助・食欲促進などがあります。
HHCHは研究や情報が少ないので、未だ解明されていない副作用などがあるかもしれません。
リスクを理解した上で、適量を使うようにしましょう。
最後のTHCPO(テトラヒドロカンナビフォロールアセテート)は、大麻から抽出されるカンナビノイド成分のひとつ。
THCP(カンナビフォロール)をアセチル化したもので、THCよりも強い効果が得られるのが特徴です。
主な効果としては高揚感や多幸感・リラックス効果などが挙げられます。
ただし、日本で違法となっているTHCよりも強い効果が得られる点から、THCPも今後規制される可能性が高いです。
したがって、最新の法律・規制情報等をふまえて、十分注意しましょう。
CBDやCBNが違法になる可能性は?
CBDやCBNが違法になる可能性がないとは言い切れません。
2023年9月現在、日本ではCBD・CBNは合法ですが、香港・中国・韓国・ドバイ(アラブ首長国連邦)・シンガポールでは違法です。
さらに、海外では処罰が厳格であるのが特徴。
例えば、ドバイでは移住したイギリス人がCBDのベイプを所持・使用したことで、懲役25年の刑となりました。
世界的に合法となる国と違法に踏み切る国がそれぞれあるので、今後日本でも違法になる可能性は十分あります。
CBDやCBNを使うなら、最新の法律・規制情報を把握しておくことが重要です。
購入したCBD製品にTHCHが混入していたら?
もし購入したCBD製品にTHCHが混入していた場合、違法となります。
例えば、海外からCBDオイルを購入して、実はその商品にTHCHが含まれていたとします。
この場合、たとえ悪気がなかったとしても、THCHを購入・所持したことになるということです。
そのため、購入したCBD製品にTHCHが混入していたなら違法で、逮捕されます。
このような事態を起こさないために、CBD製品を購入するなら国の許可を得て販売している、正規輸入代理店や正規輸入販売店などの信頼できるショップを選びましょう。
THCHは違法|まとめ
この記事ではTHCHが違法となった理由や代替案などをご紹介しました。
THCHは2023年8月4日から違法となったため、規制前に購入したものがあるなら破棄する必要があります。
また、THCHの代替案としては、CBDがおすすめです。
CBDはカンナビノイド成分のひとつで、日本では合法です。
主にリラックス効果や睡眠促進効果があり、安全性についてはWHOでも認められているので安心して利用できます。
また、CBDを購入する際は、厚生労働省の許可を得てアメリカで買付を行っている正規販売店「CBDストアGReEN」がおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、自分に合ったTHCHの代替案を見つけてみてください。