「どんなものが疲労回復に効くドリンクなの?」このようにお悩みではないでしょうか?
たしかに、疲労回復効果のある飲み物は何なのか分かりませんよね。
そこでこの記事では、疲労回復に効果が期待できる成分やドリンクの選び方、飲むタイミングを解説します。
また、疲労回復効果のあるおすすめのドリンクも紹介しますので参考にしてみてください。
疲労回復に効果が期待できる成分5選
薬局やドラッグストアだけでなく、スーパーやコンビニエンスストアでも疲労回復ドリンクは目にします。
これらの疲労回復ドリンクにはどんな成分が入っているのでしょうか?
ここでは、疲労回復に効果が期待できる成分を5つ紹介します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
疲労回復に効果が期待できる成分その1:疲労回復効果があるビタミンB1
ビタミンB1には疲労回復効果が期待できます。
人間の体は食べた物の栄養素をエネルギーにして活動しています。
つまり、エネルギー生産が十分でないとエネルギー代謝が行われなくなり、疲労を感じるようになるのです。
しかしそこで、ビタミンB群を補給すればエネルギー代謝を高め、疲労を解消することができます。
その中でもビタミンB1は運動後の疲れや乳酸などの疲労物質が体内に溜まったときに摂ると効果のあるビタミンです。
疲れからくる手足のしびれやむくみ、食欲不振、不安、集中力不足にも効果があります。
食べ物では豚肉、うなぎ、玄米などに多く含まれています。
疲労回復に効果が期待できる成分その2:運動時のエネルギー源になるアミノ酸
アミノ酸は運動時のエネルギー源となる、疲労回復効果を期待できる成分です。
私たちの身体や筋肉はたんぱく質でできていますが、毎日、どんどん入れ替わっています。
古いたんぱく質は分解されてアミノ酸になりますが、多くは、エネルギーとして再利用されず排泄されるのです。
特に運動するとたんぱく質の分解は進むので、重要になるのはアミノ酸の補給です。
アミノ酸のうちでも、分岐鎖アミノ酸(BCAA、Branched Chain Amino Acids)は筋肉のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸の約4割を占めています。
そのためBCAAを補給してパフォーマンスのアップを図りましょう。
食べ物ではまぐろ、かつお、あじなどの魚類、牛肉、鶏肉、卵、大豆、高野豆腐、チーズなどに多く含まれています。
疲労回復に効果が期待できる成分その3:疲れにくい体を作るクエン酸
クエン酸は疲れにくい体を作る、疲労回復効果を期待できる成分です。
疲労は、酸化ストレスによって細胞がダメージを受けた際に生じます。
疲労回復のためには、ダメージを受けた細胞を修復しなければなりません。
その修復には「ATP」というエネルギー源が必要ですが、クエン酸はそのATPを作り出す「クエン酸回路」を活性化させるのに役立ちます。
また、クエン酸は疲労以外にも血液をサラサラにしたり、低血圧や動脈硬化を予防したり、さらにはミネラルの吸収を促進させたりするなどの働きがあります。
クエン酸を多く含む食べ物として挙げられるのは、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類、キウイやイチゴ、梅干しなどです。
疲労回復に効果が期待できる成分その4:疲れの原因を除去するビタミンC
ビタミンCは疲れの原因を除去する、疲労回復を期待できる成分です。
ビタミンCは、疲れの原因のひとつである「活性酸素」を抗酸化作用によって除去します。
また、吸収された鉄が全身に酸素を運び、疲れを緩和するのにも役立っています。
ビタミンCを多く含む食べ物として挙げられるのは、ピーマンやブロッコリー、菜の花、かぼちゃなどの野菜、キウイフルーツやいちご、オレンジ、みかんなどの果物です。
疲労回復に効果が期待できる成分その5:全身に酸素を届ける鉄分
鉄分は全身に酸素を届ける、疲労回復を期待できる成分です。
鉄分が多く存在するのは赤血球のヘモグロビンであり、赤血球の鉄分は、血流にのって酸素を全身に届けます。
その他にも ヘモグロビン内の鉄は、酸素を使うエネルギー代謝サイクルでも働いています。
また、呼吸やDNAの合成・修復など、細胞内でのエネルギー代謝も活躍の場です。
動物性食品はヘム鉄を多く含みます。その中でもレバーやあさりの水煮、赤身肉や赤身の魚、貝類などが鉄を多く含む食品です。植物性食品の中では、野菜のほかには豆類や海藻類などに多く含まれます。
疲労回復(栄養)ドリンクの選び方5選
たくさんの種類のある疲労回復のための栄養ドリンク。薬局やドラッグストアでは目移りして迷ってしまいます。
選び方のポイントは、体に足りない栄養素を補給することです。
迷うときは、その時の症状に合わせて有効成分や成分量で決めましょう。
ここでは、疲労回復(栄養)ドリンクの選び方を5つ紹介します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
疲労回復(栄養)ドリンクの選び方その1:体がだるい時はビタミンB群やニコチン酸、タウリンなどが含まれたものを選ぶ
体がだるい時はビタミンB群やニコチン酸、タウリンなどが含まれたものを選びましょう。
ビタミンB群は、エネルギー代謝の補酵素として働き、肉体疲労などの症状を改善します。
また、タウリンはアミノ酸の一種です。生体で代謝に関与し、胆汁分泌、解毒、肝保護などの作用を示し、疲労回復や栄養補給の効果があります。
さらに、ニコチン酸は生体の酸化還元反応に関わる補酵素で、循環や血行を改善する作用が期待できるでしょう。
疲労回復(栄養)ドリンクの選び方その2:スポーツ後の疲れにはアミノ酸やビタミンB群などが含まれたものを選ぶ
スポーツ後の疲れにはアミノ酸やビタミンB群などが含まれたものを選びましょう。
スポーツの後は肉体の修復とエネルギー代謝の活性化のために、アミノ酸やビタミンB群が必要です。
乳酸などの疲労物質の滞りはビタミンB群が正します。
また、運動して進んだたんぱく質の分解はアミノ酸の補給で補いましょう。
疲労回復(栄養)ドリンクの選び方その3:風邪の引き始めにはビタミンCやショウガなどが含まれたものを選ぶ
風邪の引き始めにはビタミンCやショウガなどが含まれたものを選びましょう。
ビタミンCは免疫機能の維持に必要なビタミンです。
もともと体内のビタミンCの量が少ないと風邪を引きやすいとも言われています。
風邪の引き始めにビタミンCを補うことで、免疫機能を強めて、風邪が治りやすくなるでしょう。
風邪を引くと体内の新陳代謝が鈍ってしまいますが、ショウガには新陳代謝を活発に、またホルモン分泌や自律神経などを正常にする働きがあります。
風邪の引き始めにショウガが入ったものを飲むと発汗が促進され、体が芯から温まるので、 治りやすくなるでしょう。
疲労回復(栄養)ドリンクの選び方その4:貧血の時はクエン酸鉄ナトリウム・アンモニウムなどが含まれたものを選ぶ
貧血の時はクエン酸鉄ナトリウム・アンモニウムなどが含まれたものを選びましょう。
貧血は鉄が不足している状態なので、疲労回復(栄養)ドリンクで補うことで不足の状態が緩和され、疲れも和らぐ可能性があります。
しかし、貧血は疾病なので、治療の必要があります。
疲労回復(栄養)ドリンクは一時しのぎにしかならないので、貧血が原因で疲労を感じる場合は、医療機関を受診しましょう。
疲労回復(栄養)ドリンクの選び方その5:二日酔いの時はウコンやタウリンなどが含まれたものを選ぶ
二日酔いの時はウコンやタウリンなどが含まれたものを選びましょう。
ウコンに含まれているクルクミンには肝臓の働きを良くする効果があります。
また、タウリンにも、胆汁分泌、解毒、肝保護などの作用があります。
肝臓の働きを助ける成分を補って、早くアセトアルデヒドを代謝してしまいましょう。
コンビニでも買える?疲労回復効果が期待できるドリンク8選
コンビニでは疲労回復(栄養)ドリンクを始め、疲労回復効果が期待できるドリンクがたくさん販売されています。
意外なドリンクが疲労回復効果を持っています。
ここでは、コンビニでも買える、疲労回復効果が期待できるドリンクを8つ紹介します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
No.1:フルーツジュース
フルーツジュースには、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養がたくさん含まれています。
中でもグレープフルーツやオレンジジュースなど柑橘類などを絞った生ジュースなら、クエン酸も摂取可能です。
技術の進歩に伴い、フルーツジュースもビタミンなどの栄養が含まれたものが増えています。
しかし、糖分などの摂りすぎになる可能性もあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
フルーツジュースだけで栄養を摂ろうとしないで、食事からも摂取することが大事です。
No.2:トマトジュース
トマトジュースには、ビタミンC、クエン酸、リコピンなどの栄養がたくさん含まれています。
そのためトマトジュースを飲むことで、疲労物質の乳酸の代謝が促進され、エネルギーとして効率よく利用されることが考えられます。
またリコピンには、体の内外から受けるダメージを防ぎ、疲労から体を守る働きが期待できます。
運動前や運動中にトマトジュースを飲んで、運動後の疲労を軽減してはいかがでしょうか。
No.3:牛乳
牛乳はタンパク質、ビタミンB1の他、アミノ酸であるBCAAもバランスよく含んでいるので、疲労回復に役立ちます。
牛乳タンパク質が分解されるとできる「ペプチド」には、ストレス緩和の働きがあり、また牛乳に含まれるトリプトファンは必須アミノ酸で、精神安定作用のある「セロトニン」の原料です。
そのため、集中力が必要で神経を使う仕事の時の休憩時間の飲み物に良いでしょう。
なお、冷たい牛乳が苦手な場合は、レンジなどで温めてホットミルクにすると飲みやすくなります。
No.4:豆乳
豆乳に含まれるたんぱく質は、筋肉や血液を作る材料になるほか、エネルギー産生にも欠かせない栄養素です。
また豆乳はビタミンB群も多く含み、中でもビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるので、疲労回復効果が期待できる栄養素でもあります。
味付けのある豆乳飲料はバリエーションも豊富で飲みやすくなっていますが、無調整豆乳のほうがタンパク質の量は多いのです。
中には無調整豆乳の味に不得手感のある方も一定数いますが、栄養はこちらの方があるのでおすすめです。
No.5:緑茶
緑茶にはビタミンCやカテキンが含まれています。
ビタミンもカテキンも活性酵素を抑える働きが期待できるので、運動後に飲むと運動中に生じた細胞のダメージを改善して疲労感を軽減させるでしょう。
No.6:コーヒー
コーヒーにはカフェインが含まれています。
カフェインには集中力を保ち、眠気を覚ます働きがあります。
また、疲労も回復するため、休憩時間に飲むなどして活用しましょう。
しかし、カフェインの過剰摂取には注意が必要です。
カフェインを過剰摂取すると、中枢神経が刺激され、めまいや心拍数の増加、興奮などが起きる場合があります。
質の良い睡眠を取るためにも、就寝前の摂取は控え、1日は2〜3杯程度の摂取にとどめましょう。
No.7:甘酒
甘酒には、ブドウ糖を中心に、多くのアミノ酸や葉酸、ペプチド類などさまざまな栄養素が含まれています。
さらに、糖質をエネルギーに変え、脳の疲れにも効果的なビタミンB群も豊富です。
甘酒は液体なので吸収も早く、即効性の高い飲み物です。
運動後、疲労時に積極的に摂ると良いでしょう。
No.8:CBDドリンク|【ドリンク】CBDミックスドリンク / 3フレーバー / 水溶性CBD / ハーブ / CBD10mg〜30mg / 100ml
コンビニでは買えませんが、疲労回復ドリンクとしてCBDドリンクというものもあります。
CBDドリンクも様々ありますが、この商品は最新のトレンドの「水溶性CBD」を取り入れた、新たなCBDドリンクでおすすめです。
CBDに果実とハーブを組み合わせて、心と体をサポートします。
「FOCUS」「RELAX」「BALANCE」という3種類のドリンクをラインナップしました。
- 【FOCUS】CBD10ml 青りんご+ローズヒップ
- 【RELAX】CBD20ml マンゴー+カモミール
- 【BALANCE】CBD30ml ザクロ+ラズベリーリーフ
あなたが最初に飲んでみたいドリンクはどれですか?
CBDドリンクを摂取したい方へ!
疲労回復ドリンクはいつ飲む?おすすめのタイミング3選
疲労回復ドリンク、飲むなら最も効果が上がるタイミングで飲みたいもの…
疲労回復ドリンクはいつ飲むのが最も良いのでしょうか?
ここでは、疲労回復ドリンクを飲むおすすめのタイミングを3つ紹介します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
疲労回復ドリンクを飲むおすすめのタイミングその1:有効成分の吸収を良くしたい場合は食後に飲む
有効成分の吸収を良くしたい場合は食後に飲みましょう。
なぜなら、食べ物があると栄養ドリンクが腸を流れるスピードがゆっくりになるため、腸が栄養を吸収しやすくなるからです。
お腹が空いている場合は、ビスケット1枚でも食べてから飲むのも良いでしょう。
疲労回復ドリンクを飲むおすすめのタイミングその2:日中活発に動きたい場合は朝に飲む
日中活発に動きたい場合は朝に飲みましょう。
栄養ドリンクは飲むタイミングでの成分の吸収率に大きな差はないので、好きなタイミングで飲んで良いです。
しかし、飲んでから効果を実感するまでには30分~1時間程度かかるので、日中活発に動きたい場合は朝が良いタイミングになるでしょう。
疲労回復ドリンクを飲むおすすめのタイミングその3:1日の疲れを取りたいなら寝る前に飲む
1日の疲れを取りたい場合は、寝る前に飲むのがおすすめです。
人間は睡眠中に身体が修復されるので、就寝時に栄養素を補給すれば、身体を回復でき、起床時にスッキリとしていられます。
寝る前なので、ノンカロリー・ノンカフェインのドリンクが良いでしょう。
疲労回復ドリンクを飲む際の注意点3選
疲労回復ドリンクを飲む際には注意すべきことがあります。
ここでは、疲労回復ドリンクを飲む際の注意点を3つ紹介します。
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
疲労回復ドリンクを飲む際の注意点その1:カフェインの過剰摂取に気を付ける
カフェインの過剰摂取には注意しましょう。
多くの疲労回復ドリンクにはカフェインが含まれています。
カフェインには疲労回復や眠気覚ましの効果が期待できますが、疲労回復ドリンクの飲みすぎでカフェインを過剰摂取すると、めまいや心拍数の増加、興奮などが起きる場合があります。
そのためカフェインを過剰摂取することが無いようにしましょう。
疲労回復ドリンクを飲む際の注意点その2:薬を服用する際に一緒に摂取しないようにする
薬を服用する際に一緒に摂取しないようにしましょう。
疲労回復ドリンクにはアルコールやカフェインを含む商品もあります。
それらのような疲労回復ドリンクと薬を一緒に摂取すると、思いもよらない副作用を起こしてしまう可能性もあるのです。
そのため薬を飲んだ場合には、特にアルコールやカフェインの入った疲労回復ドリンクを飲むのはやめましょう。
疲労回復ドリンクを飲む際の注意点その3:持病がある人は医師に相談する
持病があり、常に薬を服用している方は、疲労回復ドリンクを飲んでも良いかを医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
なぜなら、成分によっては、肝臓や心臓、血圧などに影響が出る可能性があるからです。
そのためもし何かしらの持病がある方は医師や薬剤師に相談しましょう。
疲労回復に効くドリンクとは?選び方や飲むタイミング、注意点についても解説!|よくある質問
疲労回復に効くドリンクについて、よくある質問をまとめてみました。
あなたの疑問が解決する可能性があるので、ぜひ読んでみてください。
1.疲労回復ドリンクを毎日飲むのは体に悪い?
疲労回復ドリンクを毎日飲むのが体に悪いということはありません。
そのため毎日飲んでも、用法用量を守ったうえで飲んでいるのであれば、問題ありません。
しかし、疲れたからといって、1日に何本も飲むのは問題です。
医薬品や医薬部外品の疲労回復ドリンクは用法用量が定められています。
用法用量をしっかり守って飲みましょう。
2.疲労回復ドリンクを妊娠・授乳中に飲んでも大丈夫?
疲労回復ドリンクは妊娠・授乳中に飲んでも大丈夫です。
たいてい疲労回復ドリンクは栄養補給に使えます。
ただし製品によっては、妊娠・授乳中の飲用がおすすめでないこともありますので、必ず効能効果を確認しましょう。
疲労回復に効くドリンクとは?選び方や飲むタイミング、注意点についても解説!|まとめ
この記事では、疲労回復に効果が期待できる成分やドリンク、ドリンクの選び方や飲むタイミング、注意点について解説しました。
疲労回復に効くドリンクには、疲労回復に効果が期待できる成分が入っています。
体調に合わせて成分を選び、タイミングよく飲むことでさらに高い効果が期待できます。
また、疲労回復ドリンク飲む際には、カフェインの過剰摂取や薬と一緒に摂取しないなどの注意点を守ることも大切です。
疲労回復ドリンクの用法・用量を守って安全に摂取しましょう。