「CBDが効きすぎるとどうなるのだろう…。」このようにお悩みではないでしょうか?
たしかに、CBDが効きすぎる場合もどのようになってしまうのか不安ですよね。
そこで、この記事ではCBDが効きすぎる場合の症状や対処法、原因や注意点について解説します。
CBDの効きすぎについて不安をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
CBDが効きすぎるとどうなる?6つの症状をチェック
CBDが効きすぎると次のような症状が現れます。
ここでは、上記の6つの症状について詳しく解説します。
喉の渇き
CBD製品の利用者なら、ひょっとしたら「喉の渇き」を感じたことがあるかもしれません。
これはCBDの唾液の生成を抑える作用が働いたためあり、この症状を「コットンマウス」と呼びます。
コットンマウスは、一般的には軽度の症状ですが、口腔内が乾燥すると咽頭粘膜も乾燥し、感染症に対するバリア機能が弱まる可能性があります。
もしこの症状が現れた場合は、水分補給をすることで対処できます。
とくに、柑橘系のジュースは唾液の分泌を促し、口腔内を適切に潤わせます。
また、顎下腺や耳下腺を優しくマッサージすることで、唾液の生成を促す効果も期待できます。
医療専門家の見解では重症化することは少ないとされていますが、症状が持続する場合は医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
下痢
CBDオイルやその他のCBD製品を利用している人で、「下痢」に悩まされるケースがあります。
この症状は、CBDが「消化管運動」を調節する作用に起因し、腸の消化運動を緩慢にさせるために起こります。
CBDの適量摂取であれば適量摂取は過敏性腸症候群(IBS)などの消化器系の問題に対して有益なのですが、過剰摂取であると逆に消化不良が引き起こされる場合もあるのです。
そのため、下痢の症状が現れた時にはまずはCBDの摂取量を調整することが大切です。
CBDを食後に摂取するようにしてみたり、CBDの種類を変えることで症状が軽減されることでしょう。
眠気
CBD製品を使用する際には、効果が強く出ることで「眠気」を感じる可能性があります。
この眠気は一説によれば、脳に睡眠作用を持つ脳内物質である「アデノシン」の働きを強めるために起こると言われています。
眠気はCBDの副作用としてよく報告される症状の1つではありますが、CBDを高濃度で摂取した場合や、一度に大量に摂取した場合は特に注意が必要です。
このような状況に陥った際の対処法としては、無理をせず十分な休息を取ることです。
また、カフェインを含む飲料を摂取することで一時的意に眠気を和らげることもできます。
眠気自体は危険な症状ではありませんが、眠気を感じている時の機械操作や運転は危険であるのでしないようにしましょう。
めまい
CBD製品を用いている人は、「めまい」に遭遇する可能性は低くありません。
これにはCBDの血圧を下げる作用が関与していると言われています。
CBDによるめまいは通常、軽度の症状とされていますが、車の運転や高所で作業をする前にはCBDの摂取を控える方が安全です。
しかし、もしCBDによるめまいが現れた場合は、速やかに安全な場所へ移動し、座ったり横になったりて安静にしましょう。
特に血圧に変化を感じやすい人は十分に注意してください。
吐き気
「吐き気」は日常生活で何らかの原因で起こることが多い症状ですが、CBD製品の利用者にとっても無縁ではありません。
医学的には、CBDが「消化器系」に作用するため、一部のユーザーが吐き気を感じる場合があるとされています。
特に「吸収率」が高い製品を使用するとその効果は強く出る可能性が高まります。
もし吐き気を感じた場合は、直ちにCBDの摂取を中断してください。
その上で水分や電化質を摂ることで症状が緩和されるはずです。
それでももし症状が改善されない場合は医療専門家に相談するようにしましょう。
動悸
CBD製品の利用が広がる中で、一部の人々は「動悸」に悩むケースが報告されています。
この症状はCBDの血圧を下げる作用が影響している可能性があります。
動悸自体は一般的には危険ではありませんが、極端なケースでは心臓に負担をかけるリスクが考えられます。
そのため特に高齢者や既存の心臓疾患を持つ人は注意が必要です。
もし動悸が感じられたら体を横にして心拍数が落ち着くのを待ちましょう。
CBDが効きすぎたときの対処法2つ
CBDが効きすぎたときの対処法は次のとおりです。
ここでは、上記の2つの対処法について詳しく解説します。
十分な休息を取る
CBDが効きすぎたときは十分な休息をとるようにしましょう。
CBD製品は、そのリラックス効果や疼痛緩和などで広く利用されています。
しかし、どんな健康補助食品でも過剰摂取は避けるべきで、CBDも例外ではありません。
CBDの作用は一過性であり、体内から自然に排出される性質があるため、適度な休息と水分補給で多くの症状が和らぐ可能性が高いです。
そのため、一時的な症状であれば瞑想や深呼吸などで自律神経を整えて体調を落ち着かせるようにしましょう。
医師や薬剤師に相談する
また、医師や薬剤師に相談することも大切です。
ほとんどの症状は休息を取ることにより改善しますが、もし症状が持続する場合は専門家の指導が必要です。
医師や薬剤師は、血液検査などで症状の原因を特定し、適切な処置を行ってくれほか、CBDに含まれる成分や摂取量の調整方法についてのアドバイスもしてくれます。
また、CBDが原因で現れたと持っていた症状でも、もしかしたら原因は違うところにあるかもしれません。
そのため、少しでもおかしいなと感じたら早めに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
CBDの効きすぎは過剰摂取が原因
CBDが効きすぎる原因の多くは過剰摂取です。
CBDは血液中に溶けて全身に運ばれる「血中濃度」がその効き目に直結しており、多く摂れば摂るほど血中濃度は高まる傾向にあります。
そのためCBDを過剰摂取すると様々な症状が現れる可能性が高まるのです。
また、吸収率の高い摂取方法によってもCBDが効きすぎることがあります。
たとえば、経口摂取の吸収率は約10%ですが、吸引摂取では約40%と言われており、摂取量が同じでも血中濃度が大きく異なる可能性があります。
ここで出てきた「吸収率」とは、摂取したCBDがどれだけ体内で利用されるかを示す指標です。
この数字が高いほど、CBDの効果が出やすい反面、副作用のリスクも高まります。
過剰摂取を防ぐためにCBDの摂取量を適切に管理し、吸収率の低い摂取方法を選ぶようにしましょう。
CBDが効きすぎないための注意点3つ
CBDが効きすぎないための注意点は次のとおりです。
ここでは、上記の3つの注意点について詳しく解説します。
CBDの摂取量を調整する
CBDの効果を最適に感じるためには、摂取量の調整が不可欠です。
人によってCBDに対する感受性が異なるため一概に「これだけ摂取せよ」とは言えませんが、臨床CBDオイル協会では「1日に2回、0.25〜0.5mg/kg」を摂取目安としています。
また、CBDは摂取量によって「マイルドな覚醒作用」から「リラックス作用」まで効果の幅が広がりますが、2015年の研究でCBDの過剰摂取はその効果を逆に低下させてしまうことも明らかになりました。
そのため、自分の目的に合わせて摂取量を調整することが大切です。
特に初めての使用では少ない量から始めて、自分に合った最適な量を見つけていきましょう。
吸収率を考慮した摂取方法を利用する
CBDがどれくらい効果を発揮するかは、CBDが体内でどれだけ血流に取り込まれるかの割合である「吸収率」に大きく依存します。
CBD製品にはさまざまな形状と摂取方法があり、それらの選択がCBDの吸収率に影響を与え、その結果体内での効果も異なります。
たとえば、吸引摂取は約40%、舌下摂取は約20%、経口摂取は10%前後と、吸収率が大きく変わってきます。
そのため吸収率が高すぎてCBDの効果が強く出る場合は、吸収率の低い摂取方法に切り替えるとよいでしょう。
具体的には、吸収率が高いCBDオイルやベイプよりも比較的吸収率が低いCBDカプセルやグミがおすすめです。
医薬品やサプリメントとの同時摂取を避ける
CBDを使用する際、とくに注意が必要なのが「医薬品やサプリメントとの同時摂取」です。
CBDと医薬品を同時に摂取すると、薬の分解が抑制され体内に多く残ってしまいます。
その結果、薬の効果が強まったり、副作用が強く出る可能性が高まってしまうこともあるため注意が必要です。
もし何らかの薬を常用している場合は、CBDの摂取を薬を服用した2時間以降にすると良いです。
また、常用している薬との併用が大丈夫かどうか医師や薬剤師に相談するとより安心でしょう。
CBDが効きすぎるとどうなる?|よくある質問
ここでは、CBDのよくある質問について回答します。
CBDが効きやすい人は?
慢性的な痛みやストレス、不眠症に悩む人はCBDの作用を強く感じる傾向にあります。
また、抗うつ薬や不安薬、血圧降下薬などの薬を飲んでいる人はそれらの薬とCBDが相互作用し、効きすぎの原因ともなります。
効きやすいことに問題はありませんが、効きすぎてしまい何らかの症状が現れている場合は摂取量を調整することが大切です。
自身の健康状態や体質によって適切な量とタイミングでCBDを摂取するようにしましょう。
CBDは1日にどれくらい摂取できる?
CBDには一般的な1日の摂取量の上限が定められていないのですが、過去の臨床試験によれば、1日最大1,500mg摂取しても人体に目立った悪影響はなかったと報告されています。
しかし、これはあくまで一例であり、個々の体調や体質、目的によって最適な摂取量は変わります。
たとえば、初めてCBDを試す人は、低濃度から始めることが推奨されています。
10~15mg程度からスタートし、体調や効果をしっかりと観察しながら、必要に応じて量を調整していくとよいでしょう。
また、CBD製品と他の医薬品やサプリメントとの相互作用も考慮に入れてください。
初めての使用から継続使用に至るまで、常に自分の体調をチェックしながら摂取量を調整していくことが、安全かつ効果的なCBD利用の鍵となるでしょう。
CBDを過剰摂取するとどうなる?
CBDは健康補助成分として注目されていますが、その効果が強く出ることで起こる問題も無視できません。
CBDの過剰摂取は、次のような体調不良を招く可能性があります。
- 喉の渇き
- 下痢
- 眠気
- めまい
- 吐き気
- 動悸
過剰摂取によるこれらの症状は多くの場合軽度ですが、それでも無視するわけにはいきません。
また、CBDの過剰摂取は逆に効果を弱めることもあります。
人それぞれ摂取量によって効果も変わってくるため、自分自身の適切な摂取量を見つけることが大切でしょう。
CBDが効きすぎるとどうなる?|まとめ
この記事では、CBDが効きすぎる場合の症状や対処法、原因や注意点について解説しました。
今回の記事を通じて明らかになったのは、CBD(カンナビジオール)の「効きすぎ」は単純な問題ではなく、個々の体質や使用状況、さらには摂取量や品質まで複数の要因に影響を受けるという事実です。
ポイントとしては、まず品質の高いCBDオイルを選び、使用量を慎重に調整することが重要です。
また、効果を最大限に引き出すためには、CBDを始める前と使用中に医師の診断を受けることを強くおすすめします。
とくに、他の医薬品との相互作用も考慮に入れるべきでしょう。
最後に、個々の症状に対する最適な対処法は存在しますが、その判断は専門家のアドバイスが不可欠です。
本記事がCBDの「効きすぎ」に対する総合的な解決策として、皆様の健康維持に少しでも寄与できれば幸いです。