CBDは妊娠中でも使えるの?研究や米FDAの見解から解説!
目次

「CBDって妊娠中も使えるの?」「CBDって出産やお腹の赤ちゃんへ影響があるの?」とお悩みではないでしょうか。

CBDは毎日の癒しに使えますが、FDAは、現時点で妊婦のみでなく一般市民にもCBDのサプリメントとしての販売を規制しています。なぜならCBD製品が栄養補助食品に適用される安全基準を満たすかどうかが明らかではないためです。

そこでこの記事では、CBDを妊娠中に摂取することが推奨されていない理由、CBDを妊娠中に摂取することのメリット・デメリット、CBDを妊娠中に摂取する場合はアイソレート製品を選ぶことについて解説します。

この記事を読めば、CBDを妊娠中に摂取することのメリット・デメリットが分かります。ぜひ最後まで読んでください。

この記事のまとめ
  • CBDを妊娠中に摂取することは推奨されていない
  • CBDを妊娠中に摂取するメリット:身体調節機能をサポートする可能性がある
  • CBDを妊娠中に摂取するデメリット:まだ人体での研究が少ない
  • CBDを妊娠中に摂取する場合はアイソレート製品を選ぶ
  • CBDを妊娠中に摂取することは推奨されていない

    妊婦

    CBDを妊娠中に摂取することは推奨されていません。FDAは現時点で、妊婦のみでなく一般市民にもCBDのサプリメントとしての販売を規制しています。これはCBD製品が栄養補助食品に適用される安全基準を満たすかどうかが明らかではないことが理由です。

    FDA Issues Response to Three Citizen Petitions Related to CBD and Dietary Supplements


    すでにCBD製品の販売を行っている英国の英国食品基準庁でも、妊婦や授乳婦、何らかの医薬品を服用している影響を受けやすいグループの人達に向けて、CBD 製品を摂取しないように助言しています。健康な成人についても、摂取前に注意深く検討することと、1日に 70 mg 以上摂取しないよう助言しています。

    食品安全情報(化学物質)No. 5/ 2020(2020. 03. 04)p.15


    日本では厚生労働省からこのような規制は発出されていません。CBD製品は日本でもサプリメントの扱いなので、使用は自己責任です。そのため、副作用や健康被害があった場合に、承認されている医薬品のような救済制度がありません。また、医療費などはすべて自己負担です。万が一、お腹の子どもに何かあった場合も自己責任となります。さらに、障害があった場合は自分で一生世話をすることになります。


    CBD製品を使用する場合は、妊娠中に限らず、よく検討してからにしましょう。

    CBDを妊娠中に摂取するメリット

    メリット

    CBDを妊娠中に摂取するメリットは、妊娠中の身体調節機能をサポートする可能性があることです。


    人間の体にある恒常性と人間の体内で生成する「内因性カンナビノイド」を結び付ける「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」は、体内にちょっとした不調があると作用します。例えば加齢やストレス、気温の上下など体外環境に変化があると、このシステムが作用するために、体温を含めた体調は一定に保たれます。これは、内因性カンナビノイドが神経伝達物質として体内の不調箇所へ流れるからです。


    CBDが人間の身体調節機能をサポートする場合も、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)に作用します。


    エンド・カンナビノイド・システム(ECS)の女性の生殖器系への影響のレビュー研究報告では、卵胞形成、卵母細胞の成熟、卵巣の内分泌分泌、さらに卵管での胚の輸送、着床、子宮の脱落膜化および胎盤形成に影響を与えると報告しています。

    The role of the endocannabinoid system in female reproductive tissues


    妊娠中の身体調節機能をサポートする可能性があると言っても、臨床研究で確認された訳ではありません。米国では、健康な人間への販売も規制しています。摂取する場合はあくまでも自己責任ということを忘れずに検討しましょう。

    CBDを妊娠中に摂取するデメリット

    デメリット

    CBDを妊娠中に摂取するデメリットは、まだ人体での研究が十分でないことです。米国が販売を規制しているのもこのことが理由です。


    人体での研究が十分でないことの理由の1つには、CBDが植物の大麻草の成分のひとつであることが考えられます。一般的に化学物質である医薬品は正か負の一方の作用ですが、CBDはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)の中で体外環境の変化に応じて正に働いたり負に働いたりします。そのため作用機序などの解明が困難です。作用機序の解明が進めば体内での動きの予想がつくので、人体での研究も進むのではないでしょうか。


    サプリメントは健康食品です。万人に有益な健康食品はありません。例えば、どんな食品でもアレルギーを発症する人がいるし、たくさん食べると下痢をする、体を冷やすからやめた方が良いなどと言われている食品はたくさんあります。


    たとえば、鶏卵、牛乳、小麦は毎日の食生活になくてはならないものですが、食物アレルギーの原因食物のトップ3です。そのほか、クルミやナッツなどの木の実類、ピーナッツ、くだものではキウイフルーツやバナナなど、魚卵のイクラやたらこなど、ソバ、大豆、魚類などでもアレルギーを起こす人がいます。


    一般的に、全ての人に安全な健康食品はなく、そもそも食品にリスクがないことを求めることは現実的には不可能で、摂取量、利用対象者を考慮すべきであり、特にハイリスクグループには要注意とされています。ハイリスクグループとは以下のような人達です。


    【健康食品のハイリスクグループ】

    • 病気の人
    • 高齢者
    • 妊産婦
    • 乳児・小児

      健康食品の有効性と安全性について


      妊産婦の方はCBD以外の健康食品でもハイリスクグループです。 妊娠中にCBDを摂取することを検討する場合は慎重に行いましょう。妊娠していないときに摂取して「非常に良い」と感じ、妊娠中も使いたいような場合は、健康状態を良く知る産婦人科医師に相談しましょう。

      CBDを妊娠中に摂取する場合はアイソレート製品を選ぶ

      選ぶ

      CBDを妊娠中に摂取する場合は、アイソレート製品を選びましょう。


      アイソレートとは英語で 「isolate」と記し、「分離」「隔離」の意味で使います。大麻草成分の中でCBD以外を除去し、CBDだけを抽出することです。アイソレート製品とはアイソレート製法でつくられたもののことを指します。THCは含まれないので、ドーピングにも該当せず、アスリートにも使用者はいます。


      CBDの製法にはアイソレートの他に「フルスペクトラム」「ブロードスペクトラム」の2つがあります。


      フルスペクトラムとは英語で「full spectrum」と記し、「全範囲・全領域」の意味です。大麻草の全ての成分を含み、日本では違法成分のTHCも含まれていることが特徴です。THCを含む全ての成分が含まれているので、複数の成分を摂取すると個々の効果が増強する「アントラージュ効果」も最大限に発揮されます。しかし、日本では、THCの含有量は非検出レベルであることが必要です。購入時には十分気をつけましょう。


      ブロードスペクトラムとは英語で「broad spectrum」と記し、THC以外のカンナビノイド成分やその他のミネラル、テルペンなどを含んだCBD製品のことです。CBD以外の成分も含まれているので、複数の成分を摂取すると個々の効果が増強する「アントラージュ効果」のため、CBDだけのアイソレート製品よりも効果をより実感できます。ブロードスペクトラムのはっきりした定義はなく、「THCだけを除去している」や「CBD以外の成分が含まれている」などいろいろな説明があります。


      フルスペクトラムやブロードスペクトラムがCBD以外の成分を含むのに対し、アイソレートはCBDのみしか含みません。実感はやや弱まると思われますが、シンプルです


      また、CBD製品の質は原料の品質に左右されます。オーガニック栽培などの原料を使った製品を選びましょう。


      大麻草は土地から栄養分と一緒に有害物質も吸収します。大麻草は土地改良植物として植えられるくらい、土地の汚染成分を吸いあげます。汚染されている土地で栽培された大麻草からは有害物質も同時に抽出されてしまいます。

      アイソレートで抽出されたCBDアイテム3選!

      CBDアイテム

      アイソレートで抽出されたCBDアイテムを3つ紹介します。

      CBDアイテム1.【飲む】CBDオイル1.6% / リラクシングスリープ / 初心者向き / CBD500mg

      アイソレート製品で農薬不使用の原料から作られています。CBD濃度も1.6%と初心者向きです。オレンジスイートとラベンダーのフレーバーです。キャリアオイルにオーガニックMCTオイル、香料も天然エッセンシャルオイルを使用しています。


      最適な摂取量には個人差がありますが、コーヒーや炭酸飲料、お酒などのドリンクに数滴混ぜても美味しいでしょう。また、アロマ・マッサージオイルとして、肌に伸ばしても使えます。


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      CBDアイテム2.【肌に塗る】CBDリップバーム / 2フレーバー / CBD25mg

      人工香料、化学薬品、防腐剤などを使用せずに、天然成分から少しずつ手作りしているメーカーのCBDリップバームです。アメジストや水晶など天然鉱物を含んでいます。ラベンダー、レモングラスの2種類がありますが、どちらもナチュラルでいい香りです。アイソレート製品です


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      CBDアイテム3.【肌に塗る】CBDボディーバーム / 痛み / 生理痛 / 2フレーバー / CBD100mg

      人工香料、化学薬品、防腐剤を使用せずに、天然成分から少量ずつ手作り生産しているメーカーの製品です。全ての製品にアメジストや水晶などミネラルを含んでいます。


      種類は、ビーズワックス、シアバター、ラベンダーとユーカリのエッセンシャルオイルを含む「リリーフバーム」、オーガニックのヨモギと、浄化されてチャージされたローズクォーツが配合されている「ゴッデス(女神)バーム」の2つです。どちらも体温でじんわり溶けます。


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      CBDは妊娠中でも使えるの?研究や米FDAの見解から解説!|よくある質問

      よくある質問についてまとめてみました。あなたの疑問が解決する可能性があるので、読んでみてください。

      CBDの摂取上限量はどのくらいですか?

      日本ではCBD摂取の上限の決まりは定められていません。しかし英国食品基準庁によれば健康な大人で1日70mgまでです。

      食品安全情報(化学物質)No. 5/ 2020(2020. 03. 04)p.15


      CBD製品のラベルにはCBD含有量の記載があります。摂取する前にラベルを確認して、上限を超えないように注意しましょう。

      CBDが効くまでの時間は?

      CBDが効くまでの時間は摂取方法によって異なります。最も早いのはCBDリキッドをベイプなどでガスにして摂取した場合で数秒~数分です。すぐに実感が得られるので、TPOによっては非常に有効なアイテムになるでしょう。


      【CBDの摂取方法別の実感発現時間】

      摂取方法

      CBDの種類

      実感発現時間

      口の中から摂取

      CBDオイル

      15分〜1時間

      口から食べ物として摂取

      CBDガム・グミ・クッキー

      30分〜2時間

      ガスにして摂取

      CBDリキッド

      数秒〜数分

      皮膚から摂取

      CBDバーム・クリーム

      30分〜2時間


      効果をゆっくり実感したい場合は、食べ物としての摂取や皮膚からの摂取が良いでしょう。

      「休日にゆっくりリラックスしたい…」という時にはティータイムにCBDクッキー、「明日からお休みだから今夜は気分を解放したい…」という時には、お風呂上りにCBDバーム。


      「日々の癒し」の楽しみ方はいろいろあります。実感発現時間を知って、有効に使いましょう。

      CBDグミの健康に与える好ましくない影響というものはありますか?

      CBDグミは摂取する人によって、下痢を起こす場合があります。日常生活の癒しに使う範囲であれば、そのほかの重い好ましくない影響というものはないと言ってよいでしょう。


      しかし、CBDはどんな摂取方法でも摂り過ぎは禁物です。健康を害する恐れがあるからです。成人1日70mgという上限を守って、摂取し過ぎないように気をつけましょう

      CBDを長く実感していたいときは何を摂取すれば良いのですか?

      CBDを長く実感していたい時は、口から食べ物として摂取するのが良いでしょう。口から食べ物として摂取する場合の実感持続時間は6~12時間と言われています。


      口から摂取する食べ物としては、いわゆる「おやつ」のガム、グミ、クッキー、チョコレートなどがあります。甘みがあるので比較的抵抗なく摂取できるので、初心者の方におすすめです。


      そのほかにも空中に噴霧するCBDスプレーもあります。摂取するわけではありませんが、CBDの癒しを少しずつ実感できるでしょう。

      CBDは妊娠中でも使えるの?研究や米FDAの見解から解説!|まとめ

      この記事のまとめ
    • CBDを妊娠中に摂取することは推奨されていない
    • CBDを妊娠中に摂取するメリット:身体調節機能をサポートする可能性がある
    • CBDを妊娠中に摂取するデメリット:まだ人体での研究が少ない
    • CBDを妊娠中に摂取する場合はアイソレート製品を選ぶ
    • CBDは毎日の癒しに使えますが、FDAは、CBD製品が栄養補助食品に適用される安全基準を満たすかどうかが明らかではないため、現時点で全市民にCBDのサプリメントとしての販売を規制していますまた英国食品基準庁でも、妊婦や授乳婦、何らかの医薬品を服用している影響を受けやすいグループの人達に向けて、CBD 製品を摂取しないように助言しています。


      日本では妊産婦への助言は出ていませんが、摂取する場合は自己責任です。健康被害が起きても、生まれてくる子供に何かあっても保証はされません。


      妊娠していないときに摂取して「非常に良い」と感じ、妊娠中も使いたいような場合は、健康状態を良く知る産婦人科医師に相談しましょう。

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      監修者

      株式会社Green 代表取締役荘司晃久
      国内初のCBDテイスティング専門店CBD GReEN Storeの社長。元は音響エンジニアリング(PAエンジニア)として活躍。アメリカでCBD製品に出会い、麻という植物の持つポテンシャルを安心・安全に活かすために、国内最大級のCBDをテイスティングできる専門店をオープン。ユーザーのニーズにあったCBD製品を届けることができるように、海外を飛び回ってCBD製品の買い付けをしている。YouTube・Twitter・Instagram・FacebookなどでCBDに関する情報を発信中。