「レム睡眠とノンレム睡眠の違いは?」とお悩みではないでしょうか?
よく耳にするものの実際に使う機会がないのでどういう意味か分かりにくいですよね。
そこでこの記事では、レム睡眠とノンレム睡眠の違いや、見分け方などについて詳しく解説していきます。
この記事を読めば、睡眠の原理について詳しくなります。
- レム睡眠は体を休める睡眠周期
- ノンレム睡眠は脳を休める睡眠周期
- レム睡眠とノンレム睡眠は90分周期で5,6回行われる
- 睡眠不足は生活習慣病などになる可能性がある
- 就寝前のリラックスタイムにはCBDがおすすめ
レム睡眠とは
レム睡眠とは、体を休める睡眠周期で、一般的に浅い睡眠と言われています。
特徴としては睡眠中に左右に眼球が動く急速眼球運動(Rapid Eye Movement)が見られます。
この急速眼球運動の英語の頭文字をとってREM(レム)睡眠と呼ばれています。
また脳波をみると、レム睡眠では起きている時と同じように脳の一部が働いています。
特に記憶の整理や定着を行うので、記憶と学習に関わる扁桃体や海馬といわれる大脳辺縁系が働いています。
つまり体は休んでいますが、脳は活発に働いており、記憶の整理や定着が行われます。
扁桃体(へんとうたい)・・・特に恐怖や不安といったマイナスの情動に深くかかわるアーモンド型の神経の集まり
海馬(かいば)・・・エピソード記憶等の顕在性記憶の形成に不可欠な皮質部位
このようにレム睡眠では脳の活動が盛んなことから、浅い睡眠と言われています。
ノンレム睡眠とは
急速眼球運動が見られない睡眠はノンレム睡眠と呼ばれています。
そのままではありますが、レム睡眠ではない睡眠ということです。
しかし睡眠の段階は分かれているので詳しく解説していきます。
ノンレム睡眠は3段階に分かれている深い睡眠
N1:小さな音で目覚めてしまう浅い眠り
N2:軽い寝息を立てる程度の浅い眠り
N3:声や物音がなっても目覚めない深い眠り
ノンレム睡眠は脳を休めるため、深い睡眠と一般的に呼ばれています。
また、ノンレム睡眠は3つの睡眠段階N1、N2、N3に分類されています。
N1とN2は浅い眠り、N3は深い眠りと言われています。
つまり3分の2、レム睡眠を合わせると75%は浅い睡眠ということです。
就寝後、まずノンレム睡眠から始まり、深い眠りに移行します。
そして深い眠りに入って1時間程で、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行します。
その後、また深い眠りに入り、眠りが浅くなってレム睡眠に移行するという繰り返しが起きています。
個人差があるので一概には言えませんが、このような繰り返しが約90分周期で、一晩に3~5回繰り返されます。
繰り返されると言っても、睡眠の前半はノンレム睡眠のN3が多く、後半になるにつれてレム睡眠が増えてきて目覚める傾向があります。
脳や神経を休める睡眠周期
ノンレム睡眠は脳や神経を休める睡眠周期と言われています。
脳の8割を占める大脳が休んでおり、疲労回復のために重要だとされています。
大脳・・・運動や知覚、精神など人間にとって重要な働きをしている神経の中枢。
具体的には、大脳皮質の神経細胞(ニューロン)の活動が低下しています。
眠りが深いほど、脳全体の血流も低下する特徴があります。
ノンレム睡眠は、パソコンに例えるとスリープ状態にあてはまり、脳や神経を休めるには必須の睡眠周期です。
レム睡眠とノンレム睡眠の違い
レム睡眠とノンレム睡眠それぞれの解説を行いました。
次に2つの睡眠の具体的な違いを解説していきます。
眼球の動きが違う
レム睡眠とノンレム睡眠では、眼球の動きが違います。
レム期は睡眠中に左右に眼球が動く急速眼球運動(Rapid Eye Movement)が見られますが、ノンレム睡眠にはそれが見られません。
ただ、ノンレム睡眠には睡眠段階が3つあるといったように、睡眠が浅いN1やN2ではゆっくりと揺れるような眼球運動が見られることもあります。
しかし、睡眠が深くなりN3になると眼球の動きは停止します。
役割が違う
レム睡眠とノンレム睡眠は眠りの深さだけでなく、体内で異なる役割を持っています。
具体的にノンレム睡眠は、脳の活動が低下し、周波数が遅くなりますが、身体の筋肉の緊張は保たれるのに対し、レム睡眠には、体を休養させながら、脳を働かせ生活で得た情報を整理する働きがあります。
こうしてノンレム睡眠とレム睡眠は、脳と体が交互に休みながら、記憶の整理や生体機能の調整を行っています。
夢の記憶の有無が違う
レム睡眠は夢の記憶が残りますが、ノンレム睡眠では夢の記憶が残りません。
一般的にノンレム睡眠では夢を見ることはなく、レム睡眠で夢を見ると思われがちです。
しかし、ノンレム睡眠においても夢を見ることはあります。
ただ、ノンレム睡眠の記憶は残りません。
また睡眠の内容的にも、非現実的なものが多いのにもかかわらず、夢の中では特に違和感は感じないでしょう。
これは大脳皮質感覚野や大脳辺縁系が活動している一方で、前頭葉の一部の活動が低下しているためです。
大脳皮質感覚野・・・感覚をつかさどる部分
大脳辺緑系・・・感情をつかさどる部分
前頭葉・・・論理的な思考をつかさどる部分
ちなみにレム睡眠時は、ノンレム睡眠とは反対にシンプルで平坦なストーリーの夢を見ることが多いです。
一定周期で交互に繰り返される
レム睡眠とノンレム睡眠は一定周期で交互に繰り返されます。
睡眠の約75%はノンレム睡眠で、残り約25%がレム睡眠です。
そしてこのレム睡眠とノンレム睡眠は、約90分の周期で繰り返されます。
この周期は一晩に5、6回行われ、睡眠が進むほどレム睡眠の割合が多くなります。
レム睡眠の割合が多くなることで、脳を覚醒させます。
この間に目覚めることで、スッキリと目覚め良く起きることができます。
逆にノンレム睡眠中に起きると、脳の活動が低下しているので、目覚めが悪くなってしまいます。
基本的にノンレム睡眠中は自分で起きることはないので、起こされる場合ということになります。
さらに近年、睡眠に対する不満として、「眠った気がしない」、「昼間まで眠気がある」といったことがよくあります。
これらは、就寝からノンレム睡眠までにかかる時間が長い場合、ノンレム睡眠の時間が短すぎる場合、N3と呼ばれる一番深いノンレム睡眠が出来ていない可能性があります。
レム睡眠とノンレム睡眠の見分け方
レム睡眠とノンレム睡眠は就寝時の目を見れば簡単に判断することができます。
レムは睡眠中に左右に眼球が動く急速眼球運動(Rapid Eye Movement)が見られるのが特徴なので、目を見て判断すると簡単です。
他の判断方法としては、レム睡眠では筋肉が緩み、体の動きがなくなるので、体がリラックスしている時は、レム睡眠と判断できるでしょう。
また、レム睡眠の時には、脈や呼吸が乱れることもあるので、呼吸を見てみるのも良いかもしれません。
一方で、ノンレム睡眠では寝返りをうったり、体が全体的に動きやすい傾向があるため、適度な体の動きがある時は、ノンレム睡眠と判断できるでしょう。
本人に聞いて判断する場合は、起きる前に夢を見ていたかどうかを聞けば簡単にわかります。
レム睡眠、ノンレム睡眠どちらの状態でも夢を見ることはありますが、レム睡眠の時に目覚めれば、鮮明に夢の記憶が残っていることが非常に多いです。
本人が感覚的にレム睡眠とノンレム睡眠を判断するのであれば、朝の目覚めが良い状態はレム睡眠と言えるでしょう。
レム睡眠の周期の中では後半に当てはまり、自然に起きた場合に多く起こります。
また、ノンレム睡眠のN2やN3に起こされると深い眠りについているため、意識が朦朧としています。
特に眠りが深くなればなるほど、周囲の騒音や妨害から目覚めにくくなるので、起こしても簡単に目覚めることができないです。
レム睡眠、ノンレム睡眠はある程度簡単に予測することができますが、確実に見分けるとなると、脳波測定以外では非常に困難です。
睡眠不足によって考えられるリスク3選!
レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返されていますが、アラームなどで途中で起こされると睡眠の度合いによっては目覚めが非常に悪いこともあるでしょう。
また、現代は夜中でも明るく夜更かししてしまう人が多いです。
そのため、昔と比べると寝不足になることが多くなっています。
睡眠不足になるとさまざまな不利益があるので詳しく解説していきます。
睡眠不足によって事故やミスを引き起こしやすくなる
睡眠不足や睡眠障害があると、事故やミスを引き起こしやすくなります。
具体的には、疲労感・集中力低下・眠気・意欲の減退などから、学業、仕事等の作業能率が下がってしまうことです。
近年では勤務形態が自由になってきたこともあるので、十分に考えて自分に必要な睡眠時間を確保することも難しくないでしょう。
また多くの人が、睡眠不足をカフェインが多く含まれているエナジードリンクなどで誤魔化したりして、作業効率が下がっていることに気付いていないケースが多いです。
作業効率が下がらない時間でいうと、十分に睡眠をとった後でも起床後12時間~13時間が限界です。
そして、起床後15時間以上経つと、酒気帯び運転と同程度の作業効率になってしまい、起床後17時間を過ぎると飲酒運転と同程度の作業効率まで低下します。
つまり、十分に睡眠をとった後でも13時間程度活動した後は睡眠をとるようにしましょう。
睡眠不足によって生活習慣病になりやすい
睡眠不足が続くと生活習慣病になってしまいます。
睡眠不足になると、食欲が高まり肥満になりやすい傾向があります。
それは、レプチンという食欲を抑えるホルモンが減少し、逆に食欲を増進させるグレリンというホルモンが増加するからです。
そして睡眠不足中は、糖分や炭水化物を体が欲してしまうため、余計に肥満になりやすいです。
つまり、睡眠不足は糖尿病などの生活習慣病に繋がってしまうので注意しましょう。
睡眠不足によってうつ病になりやすい
睡眠不足はうつ病にもなりやすいです。
以前から睡眠不足はうつ病になるリスクを高めるという研究結果がありました。
国立精神・神経医療研究センターの研究によると、1日に4時間半ほどしか眠らない睡眠不足が5日続くと、不安や混乱、抑うつ傾向が高まると言われています。
また、うつ病の症状の一つに睡眠障害があります。
これを放置してしまうと、忙しくて睡眠がとれていなかっただけのはずが、眠れなくて睡眠時間を確保できないということになりかねません。
負のスパイラルにならないためにも、しっかり睡眠時間を確保し眠るようにしましょう。
睡眠導入におすすめの方法2選!
次に睡眠不足に陥りがちのあなたに、睡眠導入でおすすめの方法を紹介します。
体を眠りやすい状態にする
睡眠導入におすすめできることは、体を眠りやすい状態にすることです。
もちろん長めの睡眠時間を確保することでも解決することはできます。
しかし、寝付きが悪い場合や、眠りが浅い場合には、就寝の1時間30分前に入浴する
ことや、寝る時に靴下を履かない、夕食はお腹いっぱい食べないなどの対策ができます。
つまり、就寝前にはなるべく心身ともに一番フラットな状態にしておくことが重要です。
リラックスタイムに楽しめるもので癒される
睡眠導入におすすめできることはリラックスタイムに使えるCBDや音楽などで癒されることもおすすめです。
音楽にJ-pop、K-popなど様々なジャンルがあるのと同じようにCBDにも吸引するタイプのもの、オイル、グミ、チョコ、コーヒーなど様々な摂取形態があります。
就寝前ということを考えると、砂糖の入っていないオイルや吸引タイプのものがおすすめです。
吸引タイプのCBD商品おすすめ!
充電不要で約259回も吸引が可能なVAPEペンです。
アロマオイルをモチーフとしたフレーバーとなっており、サロンのような空間を演出します。
また、1本あたりCBDが150mg含まれており、市場平均が4%前後であることを考えると、15%と非常に高濃度です。
バラを使用したフレーバーなので、ゆったりとできるでしょう。
CBDオイルおすすめ!
吸収率の高いナノCBDオイルです。
ナノCBDオイルは超音波を使用し、CBD をナノサイズまで微粒子化させています。
CBDは本来約1,000nm~3,000nm のサイズが一般的ですが、ナノCBDは25nm-100nmが一般的なサイズです。
このナノCBDは親水性を持ち、コーヒーやスムージーなどのドリンクに入れて摂取することでも素早く吸収されます。
また、ナノCBDブロードスペクトラムには、カンナビノイドや植物成分が豊富に含まれています。
レム睡眠とノンレム睡眠の違いとは?それぞれの割合や周期、見分け方について解説!|よくある質問
レム睡眠とノンレム睡眠でよくある質問をまとめました。
夢を見るのはレム睡眠とノンレム睡眠どっちですか?
夢自体はレム睡眠でもノンレム睡眠でも見ます。
しかし、夢を覚えているのはレム睡眠です。
また、非現実的な内容ではあるものの、夢の中では特に違和感は感じないというのも特徴です。
理由としてレム睡眠中には、視覚などの感覚をつかさどる大脳皮質感覚野や感情をつかさどる大脳辺縁系が活動している一方で、論理的な思考をつかさどる前頭葉の一部の活動が低下しているためです。
起きるタイミングはレム睡眠とノンレム睡眠どちらですか?
理想的なのはレム睡眠です。
睡眠が進むほどレム睡眠の割合が多くなり、脳を起こす準備をします。
そのためレム睡眠時に目覚めると、すっきりと目覚めることができます。
しかし、朝起きたときスッキリ起きれない、疲労感や倦怠感がある、眠気がお昼ごろまで続くなどの場合は、ノンレム睡眠時に無理やり起きている可能性もあります。
他にはノンレム睡眠の時間が短かったり、深いレム睡眠ができていないなどの場合もあります。
レム睡眠とノンレム睡眠の違いとは?それぞれの割合や周期、見分け方について解説!|まとめ
・レム睡眠は体を休める睡眠周期
・ノンレム睡眠は脳を休める睡眠周期
・レム睡眠とノンレム睡眠は90分周期で5,6回行われる
・睡眠不足は生活習慣病などになる可能性がある
・就寝前のリラックスタイムにはCBDがおすすめ
レム睡眠は主に体を休める睡眠周期で、ノンレムは脳を休める睡眠周期です。
これらの睡眠周期は一晩で90分おきに5,6回行われて、記憶の定着や体の修復などが行われています。
また、睡眠不足は肥満や高血圧などの生活習慣病になってしまうので睡眠を十分にとるようにしましょう。
睡眠を十分にとる際には、就寝前のリラックスタイムを楽しむのがおすすめです。
リラックスタイムにはCBDがおすすめです。
CBDは健康機能をサポートしてくれるだけではなく、豊富なフレーバーや様々な摂取方法で楽しむことができます。