「レモングラスにはどんな効能があるのだろう…。」このようにお悩みではないでしょうか?
たしかに実際にどんな効果や効能があるか分かりませんよね。
そこでこの記事では、レモングラスの効果効能や注意点、おすすめの使い方を紹介します。
当記事を読んでレモングラス精油の効果を理解し、自分にあった製品を見つけましょう!
レモングラスとは?特徴や歴史を解説
レモングラスとは、南インドやスリランカ・東南アジアに分布するイネ科の多年草です。
レモンの香味成分であるシトラールを含有していて、レモンに近い爽やかな香りがします。
そのフレッシュな香りから、精油やハーブティ・コスメ製品・料理の香り付け材料など、幅広い用途で使われています。
レモングラスの属名はキンボポコン(Cymbopogon)といい、「舟」を意味するラテン語のcymbeと「髭」を意味するpogonが語源となっています。
種子を包む果実部分が舟のような形で、種子の先に髭のようなものが生えているのが由来です。
レモングラスは、数千年前から感染症や熱に効き目のある薬草として使われてきました。
アーユルヴェーダやシッダ医学で活用されていたほか、浴用や温湿布として女性疾患にも用いられていたということです。
また、ポルトガルでは、虫よけのための燻蒸に使用したり、レモングラスを煎じて胃を強くするために使用したりしていました。
レモングラス精油・ハーブの5つの効能・効果
ではレモングラスにはどのような効能・効果があるのでしょうか。
ここではレモングラス精油・ハーブの効能・効果を5つ紹介します。
上記を理解することで、自分に合った具体的なイメージがしやすくなるでしょう。
それぞれの効能・効果を順番にご説明します。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果その1:ストレス解消
レモングラス精油・ハーブには、ストレス解消効果があります。
レモングラス精油・ハーブに含まれるシトラールのレモンに似た爽やかな香りが、ストレスや緊張などで疲れた心をほぐしてくれます。
さらに、心を落ち着かせる効果があるため、リラックス効果とリフレッシュ効果のどちらも期待できます。
また、ストレスからくる体の不調を和らげる効果も期待できます。
そのため、ストレスを感じて心身ともに疲れているときや、気分転換したい人にぴったりでしょう。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果その2:集中力アップ
レモングラス精油・ハーブには、集中力アップ効果があります。
レモングラスの香りが交感神経を刺激するため、思考能力や運動能力・記憶力・集中力を高めます。
また、星薬科大学先端生命科学研究所 特任教授の塩田清二氏の研究によると「レモングラスの香りの交感刺激作用が認知症の予防・改善に効果がある」と報告されています。
このように、レモングラス精油・ハーブは、仕事や勉強・車の運転・運動前などの集中力を高めたいときや、認知症の予防に最適です。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果その3:虫除け
レモングラス精油・ハーブには、虫除け効果があります。
レモングラスには、蚊や虫が嫌う香りのシトラールとシトロネラ―ルを含んでいるため、昆虫忌避作用があります。
そのため、蚊やハエ、ダニ、ノミ、ゴキブリなどの防虫対策に最適です。
例えば、タイではレモングラスが虫除けとして一般的に使用されています。
また、日本で市販されている虫除けにも、レモングラスが配合された商品があります。
身近にできる使い方として、クローゼットの中にレモングラスを入れ、虫食い対策として使用するのもおすすめです。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果その4:抗菌作用
レモングラス精油・ハーブには、抗菌作用があります。
レモングラスに70%以上含まれるシトラールには、強い抗菌・抗カビ・抗ウイルスの効果があるので、雑菌からくる臭い対策にも有効です。
そのため、キッチンやトイレ・靴箱・ゴミ箱・車内などの気になる臭い対策にぴったりです。
加えて、この抗菌・抗ウイルス作用は、風邪の予防や腹痛の緩和にも期待できます。
さらに、シトラールの抗菌効果は、細菌のほかにも白癬菌などの一部の真菌に対しても発揮するため、水虫対策にもおすすめです。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果その5:血行促進
レモングラス精油・ハーブには、血行促進効果があります。
レモングラスに含まれるシトラールには、血管を拡張させる作用があるため、血流を改善し、血行を良くします。
さらに、代謝促進作用があることから、血行促進作用との相乗効果でリンパや血液・体液の循環をスムーズにすることも可能です。
よって、血行がよくなり、体の芯から温まるため、末端の冷え性や下肢のむくみ解消に繋がります。
また、血行が促進されることで、必要な栄養素が肌細胞に運ばれるため美肌効果も期待できるでしょう。
レモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方5つ
ここまでレモングラスにはさまざまな効果効能があることが分かりました。
でもそのレモングラスをどのように使えば良いのか分からない方も多いでしょう。
そこでここではレモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方を5つ紹介します。
上記のように、レモングラスにはさまざまな使い方があります。
それぞれの使い方を理解し、自分に合った使い方を生活の中に取り入れてみましょう。
レモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方その1:スプレーを作って虫除け対策する
レモングラス精油・ハーブに含まれるシトラールには虫除け対策があります。
そのため、夏の蚊よけ対策や台所のコバエ対策として、レモングラス精油を使った虫除けスプレーを作るのがおすすめです。
レモングラスの虫除けスプレーの作り方は、以下のとおり。
■用意するもの
- レモングラス精油 10滴 ※子供用や敏感肌には1~5滴
- 精製水 45ml
- 無水エタノール 5ml
- スプレーボトル
■作り方
①スプレーボトルに無水エタノールを5ml入れる
②レモングラス精油を10滴加え、軽く振って混ぜる
③精製水45mlを加え、ふたを閉めてよく混ぜて完成
注意点として、レモングラスによって皮膚刺激を感じる場合があります。
そのため肌が弱い人や敏感肌の人は、肌に直接スプレーせず、衣類に吹きかけるのがおすすめです。
衣類に使うだけでも、十分な虫除け効果があります。
また、レモングラスの香りが苦手な人や、物足りなさを感じた場合は、ラベンダーやペパーミントなど好みの香りの精油とブレンドするのもよいでしょう。
簡単に作れるので、自分好みの天然の虫除けスプレーを作ってみてください。
レモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方その2:香りを楽しむ
レモングラスの香りは、レモンによく似たフレッシュで力強い香りで、親しみやすいのが特徴です。
そのため、ルームフレグランスや芳香剤・入浴剤・香水・化粧品などさまざまな方法で香りを楽しめます。
その中でも、レモングラスを使うなら入浴剤がおすすめ。
レモングラスの入浴剤は、香りを楽しみながらリラックスとリフレッシュが同時にできるのがポイントです。
入浴剤は、カットした生のレモングラス5〜6本をティーパックやネットに入れ、お風呂に入れるだけで簡単に作れます。
また、レモングラス精油を数滴お風呂に垂らすだけでも、簡易的な入浴剤として使用可能です。
さらに、レモングラスには抗菌・抗炎症作用があるため、ニキビや水虫など皮膚トラブルの改善・予防も期待できます。
血行促進効果もあるため、冷えやむくみの解消や疲労回復にも最適です。
レモングラスの入浴剤を作って、香りを楽しみながら、体も心も癒されてみてはいかがでしょうか。
レモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方その3:マッサージオイルとして使う
レモングラス精油は、血流促進作用のほか、抗炎症作用・鎮痛作用などがあるため、マッサージとの相乗効果を期待できます。
そのため、レモングラスを使用したマッサージオイルは、むくみや筋肉痛・肩こりに最適です。
マッサージオイルは、好きな植物油30mlとレモングラス精油6滴を混ぜるだけで簡単に作れます。
具体的な使い方は、足や肩など気になる箇所にオイルをなじませて、リンパの流れに沿ってマッサージするだけ。
運動後やたくさん歩いた日など、疲労した箇所のマッサージには、レモングラスを使用したマッサージオイルがおすすめです。
レモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方その4:ハーブティーにして飲用する
レモングラスを手軽に取り入れられて、作用を実感しやすいのがハーブティーです。
味はレモンティーのように爽やかでスッキリしているため、クセが少なく初心者にも飲みやすくなっています。
ハーブティーにして飲むことで、レモングラスに含まれるシトラールの香りを感じられるので、リフレッシュや集中力アップを期待可能。
他にも風邪やインフルエンザの予防、鎮痛作用による高熱時の関節痛や筋肉痛にも効果が期待できます。
さらに、シトラールには消化促進作用もあるため、食事前や食事中に飲むことで消化不良や胃もたれ・胸焼け・下痢・便秘などに効果が期待可能です。
また、レモングラスには、抗酸化作用のあるビタミンCや、抗酸化作用に関わる亜鉛や銅、マンガンなどのミネラル類を含んでいます。
つまり、ハーブティーを飲むことで、シトラールの血行促進作用と美肌効果も期待できるということです。
リフレッシュや体の不調改善・美容目的で、レモングラスを使ったハーブティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
レモングラス単品では味が物足りない人や酸味が苦手な人は、ミントやローズなどハーブと混ぜるのもおすすめです。
レモングラス精油・ハーブのおすすめの使い方その5:料理にして食べる
レモングラスを料理に用いれば、香り付けや臭み消しとして使えます。
辛味と酸味、爽やかな香りがバランスよく、臭み消しの効果がある点で肉料理や魚料理との相性も良いです。
特に、レモングラスはタイやベトナム・インドネシアなど東南アジアの料理によく使われています。
例えば、トムヤムクンはレモングラスを使った有名な料理のひとつです。
また、生のレモングラスは、茎のやわらかい部分をみじん切りにしたり、すりおろしたり、ペーストにしたりすることで、香り付けや臭み消しに使えます。
乾燥したレモングラスは手に入りやすいので、トムヤムクンやグリーンカレーを作ってみてはいかがでしょうか。
レモングラス精油・ハーブを使用する際の注意点2つ
レモングラス精油・ハーブには、使用上の注意点があります。
正しい用途で使用しないと、身体に悪い影響が出るかもしれません。
実際に使う前に、以下2つの注意点をチェックしておきましょう。
それぞれの注意点について、詳しくご説明します。
レモングラス精油・ハーブを使用する際の注意点その1:妊娠中の方は飲まない
妊娠中や授乳中の方はレモングラス精油やハーブを摂取してはいけません。
なぜならレモングラスには子宮収縮作用があるからです。
また、アロマとして利用する際にも作用が全くないとは言い切れないため、注意しましょう。
レモングラス精油・ハーブを使用する際の注意点その2:ごくまれにアレルギー症状が起こる
レモングラスを摂取すると、まれにアレルギー症状を起こす人がいます。
特にイネ科アレルギーの人は、鼻水や目のかゆみ・咳が出る可能性が高いため、注意が必要です。
加えて、ルームフレグランスや香水を使っていて、知らずのうちにレモングラス含有の製品を使用しているケースも考えられます。
そのため、イネ科のアレルギーがある人は、日常生活で使用する製品に、レモングラスが使われていないか注意しましょう。
また、テルペン系アルデヒド類と呼ばれるレモングラスの主成分により、敏感肌の人や肌が弱い人は肌荒れを起こす可能性があります。
したがって、マッサージや入浴で使用する場合、希釈濃度1%以下になるように調整して使うのがおすすめです。
レモングラスが楽しめるおすすめアイテム3選!
レモングラスにはさまざまな製品がありますが、CBD含有のアイテムがおすすめです。
CBDとは大麻草から抽出されるカンナビノイド成分。
精神作用のある有害物質は取り除いていて、日本では合法で楽しめます。
CBDにはリラックス効果があるため、ストレス解消や集中力アップ効果のあるレモングラス成分と相性がぴったりです。
そこでここではレモングラスが楽しめるおすすめCBD含有のおすすめアイテムを3つ紹介します。
No.1【肌に塗る】CBDリップバーム・2フレーバー・CBD25mg
この商品は、CBD含有のオーガニックリップバームです。
レモングラスのエッセンシャルオイルと25mgのCBD成分によって、心と身体のリフレッシュに最適。
香りはナチュラルめに作られており、レモングラスのフレッシュな香りが五感を刺激するので、毎朝のルーティーンとして取り入れるのがおすすめです。
また、リップバームは人工香料・化学薬品・防腐剤を一切使用せず、倫理的に調達された天然成分から少量ずつ手作りしているのがポイント。
環境に配慮された製品を選びたい人にもぴったりです。
No.2【スキンケア】CBDボディーウォッシュ・3フレーバー・CBD100mg
この商品は、CBDボディーウォッシュです。
有機ココナッツオイルやオリーブオイル・ホホバオイルなど、優しい植物油のブレンドで手作りしているのが特徴。
CBDが100mg含有されているので、アンチエイジング作用や肌トラブルの改善が期待できます。
また、化学物質の代わりに有機アロエで増粘し、抗ウィルス性のレモングラスエッセンシャルオイルで香り付けされているのでフレッシュな香りが楽しめます。
CBD含有のボディーウォッシュを試したい人や、レモングラスの香りでリラックスしたい人におすすめです。
No.3【お風呂】CBDバスボム・リフレッシュ・リラックス・2フレーバー・CBD500mg
この商品は、お風呂に入れるバスボムタイプのCBDです。
バスボム1個あたり500mgと豊富なCBDを配合しているので、CBDのリラックス効果や疲労回復効果を期待できます。
さらに、ローズマリーとレモングラスの精油を含有しているため、お風呂で疲れた身体をリラックスさせたいときにぴったり。
また、ヒマラヤ岩塩で鉱石をイメージしたかわいいデザインなので、プレゼントにもおすすめです。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果5選!おすすめの使い方や注意点を解説|よくある質問
ここではレモングラスの効能・効果に関する、よくある質問に回答していきます。
レモングラスの正しい知識を得て、製品を購入する際の参考にしてみてください。
1.レモングラスは何に効きますか?
レモングラスの効能・効果は、ストレス解消・集中力アップ・血行促進・虫除け・抗菌効果などです。
主に料理の香り付けやフレグランスなどで使われることが多く、普段使っている製品にレモングラスが含まれているケースもあるでしょう。
2.レモングラスの副作用は?
レモングラスによる副作用は、基本的にありません。
ただし、過剰摂取した場合、下痢などの症状が出る場合があります。
また、イネ科アレルギーの人は、鼻水などの症状が出る可能性が高いので注意しましょう。
3.レモングラスは毒性がありますか?
レモングラスは、基本的に人間の身体に影響が出る毒性はありません。
ただし、犬に軽度の毒性、猫に有毒性があるので、ペットには注意が必要です。
特に濃縮エッセンシャルオイルは、猫にとって毒性が高いので、管理には十分注意しましょう。
レモングラス精油・ハーブの効能・効果5選!おすすめの使い方や注意点を解説|まとめ
この記事ではレモングラス精油・ハーブの効能・効果について、おすすめの使い方や注意点を含めご紹介しました。
レモングラス精油・ハーブには、ストレス解消や集中力アップ効果・虫よけ・抗菌効果などがあります。
さらに、CBDのリラックス効果やアンチエイジング作用と相性が良いため、レモングラス含有のCBD製品がおすすめです。
リップバーム・ボディウォッシュなど製品の種類が豊富なので、さまざまな楽しみ方でレモングラスを楽しめます。
ただし、レモングラス精油・ハーブは、妊婦や授乳中の人は使用できません。
注意点を理解したうえで、自分に合った製品を使用しましょう。
ぜひ本記事を参考に、お好みのレモングラス製品を試してみてください。