「CBGってなに?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
CBDを知っている人はいるものの、CBGという言葉を聞きなれない方も多いのではないかと思います。
そこでこの記事では、CBGの効果やCBDとの違い、メリットデメリットについて詳しく解説していきます。
この記事を読めば、CBGについて一通り網羅することができます。
- CBGには、中毒性や副作用はほとんど確認されていない
- CBGは、厚生労働省の認可が下りた製品のみ日本で販売されている
- CBGは、ヒトでの実験事象が少なく安全性や有効性のエビデンスが不十分
- CBGは、様々な分野で期待されている
CBDとは
CBD(カンナビジオール)とは、大麻などの植物に含まれるカンナビノイドという成分の一種です 。
大麻がもつ麻薬成分が含まれていないことから、厚生労働省の認可があり、全国で合法的に販売されています。
合法である理由は大麻取締法第一条で許可されている「大麻草の成熟した茎及びその製品、並びに大麻草の種子及びその製品」にCBDは該当するからです。
参考:・大麻取締法( 昭和23年07月10日法律第124号) - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=81108000&dataType=0&pageNo=1
ストレスや不眠症、抗炎症作用などへの応用が研究されており、医療や美容業界から注目を集めている成分です。
CBGとは?CBGの安全性も解説!
CBGと聞くと、CBD同様、安全に使用できるか心配ですよね。
しかしCBGは、CBDと同じカンナビノイドであり、中毒性や精神作用はないとされています。
そこでここでは、CBGの成分や安全性について詳しく解説していきます。
CBGはカンナビノイドの母
CBG(カンナビゲロール)は、CBD同様、カンナビノイドの一種です 。
CBGは、カンナビゲロリン酸(CBG-A)というカンナビノイドの元となる酸性成分が、脱炭酸することで生成されるため、カンナビノイドの母ともいわれています。
腸内の炎症性疾患の抑制や腫瘍の成長抑制、抗うつなどの病気への応用が研究されている成分です。
CBGは日本でも発売されている合法な商品
CBGは、非精神活性カンナビノイドであるため、いわゆるハイな状態になることはありません 。
食欲や免疫機能、神経系などのあらゆる身体機能と関係するECS(エントカンナビノイドシステム)の働きをサポートすることが期待されます。
CBGは、さまざまな市場で注目を浴びています。
副作用もほとんど確認されておらず、厚生労働省の認可が下りた製品が、日本でも販売されており、Eコマースやオーガニック専門店、エステサロンなどで購入が可能です。
CBGとCBDの違いは?|論文をもとに解説!
CBGとCBDの主な違いは、CBGがCBDを生成する点が挙げられますが、効果に違いはあるのでしょうか?
ここでは、CBGとCBDの作用の違いについて詳しく解説します。
アメリカの学術論文で嘔吐などに関するCBDとCBGの新たな効果が発見!
米国の「psychopharmacology」誌に掲載された2011年の論文によると、CBDとセロトニン受容体5-HT1Aと結合することでアゴニスト(活性化剤)として作用し、悪心や嘔吐を抑える効果が発見されました。
しかしCBGは、セロトニン受容体5-HT1Aのアンタゴニスト(阻害剤)として作用し、CBDを先に摂取した後にCBGを摂取することで、嘔吐の抑制効果を阻害してしまうことがわかりました。
このようにCBGとCBDでは、悪心や嘔吐への作用が相反することがアメリカの研究で確認されています。
つまり、論文によると吐き気を感じている人は、内因性カンナビノイドレベルとCB1受容体の発現が低下しているため、CBDを取り入れることで嘔吐を防止する効果があるようです。
参考文献:psychopharmacology「ラットにおけるカンナビジオールの抑吐効果に対するカンナビゲロールの効果」
アメリカの学術論文で食欲に関するCBDとCBGの新たな効果が発見!
米国の「psychopharmacology」誌の論文によると、2012年にイギリスのレディング大学で行われた研究では、満腹時のラットにCBDを投与した場合、大幅に総摂取量の減少がみられました。
また、2016年に行われた研究では、満腹時のラットにCBGを投与した際、通常の2倍以上の量を食べるようになりました。
つまりCBGには、食欲増進効果があるのに対し、CBDには食欲を抑制するという相反する効果があるという研究結果が出ているのです。
参考文献:psychopharmacology「カンナビゲロールは満腹状態におけるラットの食欲増進剤である」
psychopharmacology「カンナビノールとカンナビジオールはラットの摂取パターンに相反する効果を発揮」
CBGの効果は?|デメリットを解説!
CBGは、人体にさまざまな効果をもたらすとして注目を浴びていますが、デメリットはあるのでしょうか。
CBGの効果にはどのようなデメリットがあるのかについて解説します。
生産できる量が少なく入手が難しい
CBGは、大麻草から約1%しか入手できません。
大麻草に含まれるカンナビゲロリン酸(CBG-A)が大麻の成熟と共に酵素の働きによって構造が変化し、CBDやCBC、THCなどのカンナビノイドに分化します。
それらのカンナビノイドに変化しなかったCBG-Aの一部が、脱炭酸によってCBGに変化しますが、ほとんどのCBG-Aは、CBG以外のカンナビノイドに分化してしまうため、入手できる量が少ないのです。
ちなみにCBDは、大麻草の約20%の含有率があることから、CBGの少なさが伺えます。
希少性から研究があまり進んでいない
CBGは、その希少性からあまり注目されず、いまだ研究が進んでいません。
大麻草の含有率約1%未満しか取れないこともあり、CBGを一定量精製するのに大きなコストがかかってしまいます。
そのため、人体実験がまだ行われておらず、CBGの有効性や安全性は少ないのも事実です。
しかし、研究結果が少ないにもかかわらず、CBGは様々な分野で期待されています。
近年では、大麻草以外にも、品種改良によってCBGが多く入手できる品種の開発が進んでいます。
CBGの効果は?|メリットを解説!
希少性が高く、研究があまり行われていないCBGですが、さまざまな効果があるとして注目されつつあります。
CBGのメリットについて詳しく解説します。
がんや腫瘍への応用が研究されている
2014年にイタリアのナポリ大学で行ったラットを使った実験では、CBGに皮膚のがん化した色素細胞であるメラノーマ細胞の形成を阻害する性質があることが判明した。
そこで、がんや腫瘍の進行を低下させる効果を期待して研究されている。
がんの進行を抑えることができれば、寿命を伸ばしながら治療を続けることができるでしょう。
さらにマウスを用いた研究では、CBGが炎症性腸疾患を軽減する可能性があることも発見しました。
食べ物を消化し、栄養素を吸収する役割をもつ腸は、人間にとって重要であり、いたわらなければいけない存在です。
また、男性2人に1人、女性3人に1人ががんになると言われている昨今において、CBGは有効な薬として役立つ可能性も少なくありません。
参考文献:Springerlink「カンナビゲロールの合成と抗腫瘍活性」
スペインで行われた研究では神経変性疾患に関する効果を発見!
2012年にスペインの研究者らによって行われたマウスを用いた実験では、CBGの誘導体カンナビゲロールキノンが多発性硬化症の症状を軽減したことが判明。
また、2015年には、ハンチントン病のマウスの運動異常を抑制し、ニューロンの変性を保護したことがわかりました。
これらの神経変性疾患への効果は、研究者らの間では神経変性疾患の治療薬として研究すべきとも言われています。
参考文献:psychopharmacology「カンナビゲロールがα2アドレナリン受容体アゴニストであり、5HT1A受容体アンタゴニストである証拠」
アメリカの研究では感染症に関する効果を研究している!
アメリカ化学会で2020年2月4日に発表された「大麻の隠れた抗生物質の可能性を明らかにする」論文では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌MARSに対する抗菌作用について18種類のカンナビノイドを対象に検証したところ、CGBが最も優れた抗菌作用をもつことを示し、強力な抗生物質として知られるバンコマイシンと同等であるという研究結果が発表されました。
MARSには主要な抗生物質に耐性があり、MARSによって感染症になった場合、症状が長引いたり、重症化するリスクがあります。
そのためCBGは、MARSにも対応する抗菌作用をもつとして細菌感染症の治療にも役立つでしょう。
参考文献:ACS Publications「大麻の隠れた抗生物質の可能性を明らかにする」
CBGでおすすめの商品
現在では、CBGが摂取できる商品が日本でも販売されています。
オイルやタブレット、カプセルなど多種多様で、飲む、吸引するなど摂取方法さまざまです。
ここでは、CBGでおすすめの商品TOP10を紹介します。
【第1位】【飲む】プレミアムCBGオイル5% / 10ml / WanCA / CBG500mg
摂取してからすぐに効果を体感したい方におすすめの商品です。
オーガニック農場で栽培された有機栽培の麻茎から丁寧に抽出され、CBG以外に少量のレアカンナビノイドを含ませることで効果が体感できる早さと心地よさを強化しています。
1滴程接種したのち、2〜5分程度で効果が現れることが魅力です。
おおよそ2時間しっかりとした効果を維持でき、徐々に程よい効果を体感できます。
総合的なメンタルヘルスケアをテーマに開発されています。
【第2位】【タブレット】ピースミント / “ENERGY”レモン / CBD+CBG300mg
爽やかなレモンフレーバーで飲みやすい、初心者向けのタブレット型CBGです。
専門のハーバリストによって、ナチュラルなハーブや植物を組み合わせ、ピースミントの自然な味わいに仕上がっています。
持ち運びしやすいタブレットケースに入っており、朝食後や外出先でも手軽に摂取できるのも魅力のひとつです。
CBDやCBGの独特な味が苦手な方や初心者の方は、ぜひ試してみてください。
【第3位】【カプセル】30粒 / ソフトジェルカプセル / CBD750mg /CBG90mg
CBDの独特な風味が苦手な方におすすめのカプセルタイプのCBGです。
柔らかいソフトジェルでコーティングされたカプセルを使用しており、飲みやすく、CBD独特の風味を感じることなく飲めます。
また、飲み込んで体内に直接取り込むことで、長い時間をかけてじっくり効果を実感できるという点もカプセルタイプのメリットです。
1日のパフォーマンスをあげたい時やすがすがしい朝を迎えたい時におすすめです。
【第4位】【飲料に入れる専用】水溶性オイル5% / CHILL OUT / CBD250mg / CBG250mg
普段飲んでいる飲料に溶かして摂取するオイルタイプのCBGです。
出かける前に水筒やペットボトルに数滴入れて摂取することで、吸収効率が高く、効果を感じやすくなります。
超音波を使ってCBGをマイクロサイズにまで分解することで、水分子にも溶解できるようになっています。
飲みやすいライムフレーバーは、水はもちろん、お茶や炭酸飲料にも相性抜群。
CBD初心者や手軽に摂取したい方におすすめの商品です。
【第5位】【吸引】カートリッジ80% / 12フレーバー / トータルカンナビノイド800mg
CBD40%、CBG20%、CBN20%が配合された高濃度の吸引タイプです。
柑橘系やほんのり甘みのあるブドウやベリー、トロピカルなど全12種類のフレーバーが楽しめます。
電子タバコを使用して吸引するため、喫煙者におすすめです。
CBD独特のくさみも少ないため、初心者も摂取しやすいでしょう。
喫煙者でCBDを摂取したことがない方はぜひ、試してみてください。
【第6位】【吸引】フルリキッド / カートリッジ90% / グリーンドリーム / 日中用[サティバ種]
CBGはもちろん、CBDやCBN、CBCなどさまざまなカンナビノイドを配合した知絡氏―ハイエンドブレンドのリキッドです。
複数のカンナビノイドと麻以外の植物由来のテルペンのみを使用しています。
ライムとミントハーブの香りが特徴的で、日中に集中したいときや、クリエイティブな仕事の前に摂取するのがおすすめです。
一日の始まりや仕事の休憩時にぜひお試しください。
【第7位】【食べる】CBD+CBGチョコレート / ダークチョコ / CBG6.4mg
CBDに加えてレアカンナビノイドを配合している商品です。
さらに、使用カカオ70%でカカオ本来の味を楽しめ、グルテンフリーで健康志向な方にもぴったり。
乳化剤には大豆レシチンを100%利用しており、動物性の原料を一切用いていません。
ヴィ―ガンの方でも食べることができるのでおすすめです。
【第8位】【吸引】CBGカートリッジ85% / SUNSHINE OF YOUR LOVE / トータルカンナビノイド850mg[サティバ種]
サンシャイン・オヴ・ユア・ラブはCBGがメインのカートリッジです。
朝から午後にかけて、集中力&エネルギーをチャージしたい際にどうぞ。
"SUNSHINE OF YOUR LOVE"はイギリスの60年代後半に活躍したバンド、クリームの代表曲の1つです。このカートリッジはクリームのエネルギッシュな曲をイメージして製作されています。
【第9位】【吸引】CBGカートリッジ85% / MEGAFUZZ / トータルカンナビノイド850mg[ハイブリッド種]
メガファズはCBD、CBG、CBCがバランス良く配合されたハイブリッドタイプのカートリッジです。
運動後のリカバリーや仕事終わりにリラックスしたい時におすすめです。
ホップオイル配合でクラフトビールとの相性抜群です。
【第10位】【吸引】フルヘンプカートリッジ93% / Rosa / CBG優勢 / 使い捨て / 1.0ml / トータルカンナビノイド930mg[サティバ種]
ディスポーサブルタイプなのでバッテリー不要なカートリッジです。
Pharma Hemp社CBDクリスタルをベースとしてCBD ブロード/CBN/CBG/CBC、ナチュラルテルペンを配合しています。
BBTANKのガラスカートリッジによってよりクリアで雑味のない吸い心地です。
CBGの効果は?CBDとの違いや効果を解説!|よくある質問
CBGの効果でよくある質問をまとめました。
CBGはハイになる?
CBGには、精神活性作用はほとんど確認されていません。
大麻成分が含まれるTHCとは異なり、非精神活性カンナビノイドであるため、いわゆるハイになることはなく使用できます。
CBGは集中力が上がりますか?
CBGはCBDと異なり、集中力を上げる効果はありません。
しかし、食欲や免疫機能、神経系などのあらゆる身体機能と関係するECS(エントカンナビノイドシステム)の働きをサポートすることが期待されます。
CBG使用時の体感は?
CBGの使用時に効果を体感することはありません。
効果を体感するには、早くても摂取して2〜5分以上はかかると言われています。
また、体の吸収部位や摂取量によって効果の効能や体感は変化します。
吸引、エディブルによる胃や小腸による吸収などさまざまな方法があり、体感も異なります。
CBGの効果は?CBDとの違いや効果を解説!|まとめ
- CBGには、中毒性や副作用はほとんど確認されていない
- CBGは、厚生労働省の認可が下りた製品のみ日本で販売されている
- CBGは、ヒトでの実験事象が少なく安全性や有効性のエビデンスが不十分
- CBGは、様々な分野で期待されている
CBGは現在、厚生労働省の認可が下りた製品が市場に出回っているため、安心して摂取できる成分です。
一方で、いまだそのエビデンスは少ないため、これから更なる研究結果に期待しましょう。
そこで、厚生労働省の許可を得て、アメリカまで買い付けに行っているCBDストア「Green」がおすすめです。