10月に入り年末年始が近づいてくると。忘年会など、何かと飲酒の機会が増えてきます。しかし飲みすぎてしまうと次の日、二日酔になってしまいます。頭痛に、吐き気と、辛い1日を過ごすことになります。二日酔い防止のドリンクや薬などは色々ありますが、最近もっとも注目されている成分は「CBD」です。
CBDが二日酔いに効果がある可能性があるという記事も多く確認できますが、実際にやってみた検証記事が見当たらなかったので、今回は体を張った検証を交えてCBDがどのように二日酔いを軽減するのか個人的な感想を含めて紹介したいと思います。
※二日酔いには個人差があります。あくまで目安とお考えください。
今回検証するのは2人の男性です。
- 1日目はCBDあり
- 2日目は同じ量をCBDなし
- 3日目はアルコール量を増やしてCBDあり
▼DATA▼
1人目
S氏 |
2人目
K氏 |
それでは、CBDが二日酔いにどのように効果的なのかを実際に体験してみたいと思います。
その前に簡単な補足情報をどうぞ。
アルコールを飲むと体内で何がおこる?
アルコールを飲むと人はどうなるのでしょう。
アルコールを飲んで楽しい気分になる理由、それは脳内で楽しさや心地よさといった感情を生み出す「ドーパミン」という神経伝達物質の分泌が促されるため。ドーパミンは、何か興味のあることをしているときなど「楽しい」と感じるときに分泌される脳内物質ですが、アルコールによっても分泌が促されるというのです。
血行・新陳代謝を良くする効果や抑制の軽減、リラックス感の促進といったCBDに似た効果も現れます。適量であれば健康に良いとも言われています。
一方で、飲みすぎると悪影響を及ぼすこともよく知られています。
二日酔いの仕組み
二日酔いの仕組みというのは飲んでいる自身が分解できるアルコール以上の量を飲むことによって発生します。アルコールを摂取すると体内でアセトアルデヒトという成分に分解されます。
この成分は非常に毒性の強い成分でその毒性が二日酔いを引き起こすのです。
飲み過ぎた翌日の頭痛、吐き気、胸焼けなどの不快な症状はアルコールを代謝する過程で出る有害物質アセトアルデヒドが肝臓で十分に処理されずに血液中に残っていることが原因で起こります。アセトアルデヒドが残っていると、気持ちが悪くなったり、吐き気がしたり、胃が痛くなったりします。また、アルコールを代謝する際に大量の水分が消費されるので水分不足状態になり、脳を保護する髄液が減少する低髄液圧症候群となって頭痛を感じることもあります。長期的に過度の飲酒を続けると脳が萎縮するという研究結果もあります。
アルコール摂取量の上限計算式
実は、飲んだ人の体重と、飲み始めから翌朝までの時間、お酒のアルコール度数で二日酔いしにくい飲酒量の上限を計算式で算出できるそうです。
それがコチラの計算式です。
「ml=12×体重×飲み始めから翌朝までの時間÷(アルコール度数×0.8)」
今回の検証者に当てはめてみると体重62kgの人が、午後8時からビール(アルコール度数5%)を飲んで、翌朝8時に起きた場合で考えて、上の計算式に当てはめてみます。
『12×62×12時間÷(5(%)×0.8)=2232ml』となります。
つまり、居酒屋で400ml程度のビール中ジョッキ5杯以上で二日酔いの可能性があるという計算になります。
そして、今回飲むお酒の量はビール1杯(中ジョッキ)、メガハイボール2杯、ハイボール(中ジョッキ)トータル2300mlで検証してみます。
会社の飲み会などを想定して全国どこでも飲めるお酒で検証してみます。
今回使用するCBDは水溶性CBD「grön(グロン)」です。
grön(グロン)の最大の特徴はナノCBDという微細なCBDを使用することで、オイルなのに分離せずにあらゆる飲み物に馴染んでくれる、さらに吸収効率もいいことです。
CBDの摂取タイミングは、アルコールを飲む前にCBDを摂取すると、血流に吸収されるアルコールの量が減少し、二日酔いの症状を未然に防ぐことができるという噂を聞いたのですが、本場アメリカではお酒に直接入れて同時に摂取するのが主流になっていると聞いたので今回はお酒に混ぜて検証してみます。
grön(グロン)水溶性で苦味もほぼないのでビールにドロップしてみます。
幻想的にビールに馴染んでいきます。味はまったく変化しませんでした。通常のビールの味です。
ハイボールも同じく味に変化はなく、お酒にドロップしての摂取は楽だと感じましたが、見た目が若干怪しいのが悩ましいところです。
日本では店員さん、周りのお客さんに怪し気な目でみられる可能性がありますので、こそこそせず「二日酔い軽減のアイテム」と公言した方が使いやすいと思いました。
約2時間でビール1杯(中ジョッキ)、メガハイボール2杯、ハイボール(中ジョッキ)トータル2300mlのお酒を飲みました。
grön(グロン)は10滴お酒にドロップして摂取しました。
2日目は同じ量のアルコールをCBDなしで飲みました。
3日目はアルコール摂取量を3000mlに増やして検証してみました。
約2時間でビール2杯(中ジョッキ)、メガハイボール2杯のトータル3000mlです。
一杯1Lもある超メガハイボールです!!
検証人の翌朝の感想
S氏
・1日目(CBDあり)
お酒を飲んだ日によくある、途中で目が覚める現象もなく、朝起きるまでぐっすり寝れました。
寝起きに関してはパッと目が覚め快適な朝を迎えれました。
普段より明かに頭がスッキリしていて二日酔いの気配はどこにもありませんでした。
・2日目(CBDなし)
朝起きると頭の奥の方が痛く胃も「だる重い」感じで寝起きも悪く、「後10分だけ」という気分でベッドから出れずダラダラしてしまいました。
明らかな二日酔いを体感しました。
つまり前日はCBDの恩恵を受けていたのだと、この時、ハッキリと分かりました。
・3日目(CBDあり)
1日目と同じく、寝起きがとにかくよくパッと目が覚め快適な朝を迎えれました。
頭痛は一切なく頭がスッキリしていてましたが少し、胃もたれ感がありました。しかし、二日酔いの気配はなく起きて数時間で胃もたれもなくなりました。
K氏
・1日目(CBDあり)
お酒を飲んだ次の日とは思えないほどスッキリ目覚めました。
二日酔いについては、普段からそこまでお酒が残るタイプではないので、正直CBDの効果かは分かりませんでしたが、二日酔いにはならなかったです。
もう少し飲めば良かったかも。。と少し後悔。
・2日目 (CBDなし)
2日目でCBDの効果を完全に実感しました。
頭の中心に何かがいる感じ。
めちゃくちゃ頭が痛いというわけではないですが、確実に少しアルコールが残っているのを実感しました。
もっとたくさん飲んだらより分かりやすい検証になったかも(これは経費になるのか…?)
・3日目(CBDあり)
しっかりお酒を飲んだのに、お酒を飲んだ次の日とは思えないほどスッキリとした目覚にCBDの恩恵を確信しました。
CBDはアルコールによる身体への悪影響を軽減する?
ご存知のように、過度にアルコールを摂取すると、脳細胞の破壊や組織細胞の損傷が引き起こされたり、慢性疾患のリスクが高まります。
CBDはそんなアルコールの身体に及ぼす影響を抑制する効果があることが示されています。
ラットを使った実験によると、CBDによってアルコールの過剰摂取が引き起こす脳細胞の損傷が最大49%減少することが示されました。(アメリカのケンタッキー大学で行われて実験です)
また、CBDをマウスに注射すると代謝が活発になって組織が再生され、脂肪肝疾患が緩和されたというデータも出ています。
CBDはアルコールの血中濃度を下げる?
さらに、CBDは血中のアルコール濃度を下げる効果があるともいわれています。
10人の被験者を対象に、CBDとアルコールをともに摂取した場合と、アルコールのみを摂取した場合とを比較する実験が行われました。その結果、前者の血中アルコール濃度が有意に低かったという結果が得られたそうです。
以上のことから考えて、CBDはアルコールに良い影響を与える、と思われるかも知れませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
人体での検証がまだそこまで進んでいないので、その他の健康への影響についてはあまり解明されていません。
CBDは二日酔い軽減に効果的といえそうですが、「CBDがあるからお酒を大量に飲んでも大丈夫」なんてことは絶対にありませんので、飲酒量とペースを考慮しながら、楽しいお酒を飲みましょうね!
今回使用した商品
grön(グロン)